町田ゼルビア FW選手 2017年J2前半戦 総評
公式サイトより
2017年のJ2リーグは21節が終了し、今週末から後半戦に突入します。町田ゼルビアは奮闘するものの現在16位となかなか厳しい位置にいます。
今回は期待の意味も込め、ゼルビア戦士の前半戦を総括してみたいと思います。まずはFW選手です。なお重松と祐也はMFとして改めて紹介することにします。
※選手の写真は公式サイトより。またデータはFootball LAB より引用しています。
7 吉田 眞紀人
12試合出場 2ゴール 1アシスト
吉田眞紀人 2017 選手データ | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~
孝司と祐也が開幕前に怪我をしたことにより、シーズン途中にジェフからレンタル加入しました。加入当初は当然ですけどコンビネーションに課題があり目立った活躍が少なかったですが、闘志あふれるハードワークは観る者を惹きつけ、チームの信頼を得ました。
裕希とのハードワークコンビがゼルビアのハイプレスの原動力となっており、連携も少しずつ良くなって結果が出始めています。後半戦の活躍に期待しましょう。
9 鈴木 孝司
今シーズン未出場 (データは2016時点)
鈴木孝司 2016 選手データ | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~
ゼルビアのエースは現在復帰に向け調整中です。孝司の穴は埋めきれているとは言えず、ゼルビアは多くの課題に悩まされています。得点力、キープ力、パス展開が総じて高く、ゼルビアの他FW選手より1つ上の実力を持っていました。
7月末に復帰できるのではないかと噂されますが焦らずにしっかりと調整してほしいです。全てのゼルビスタが孝司の完全復帰を願っています。
17 遠藤 純輝
3試合出場 (グラフは2015時点)
遠藤純輝 2017 選手データ | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~
スピードやゴール嗅覚が武器ですが試合出場に恵まれていません。天皇杯の大分戦ではスタメンでしたが勝利できず、他のメンバーが復帰し始め厳しいポジション争いの渦中にあります。
持ち前のドリブル力がまだゼルビアのスタイルに合っておらず力を発揮できていないのでしょうか。もう少し自分の持ち味を前面に出し、ストライカーの選手層を厚くできるよう頑張ってほしいです。
23 戸島 章
17試合出場 3ゴール 3アシスト(グラフ無し)
戸島章 2017 選手データ | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~
ようやくハイタワーFWらしくなってきた矢先に怪我をしてしまい、現在治療中です。
開幕当初はボールロスト、シュート精度、守備の軽さ、何故かサイドに走る…など今年も見ていて不安でしたが相馬監督が辛抱強く起用し成長した姿を見せています。第10節水戸戦からサイドハーフとしても起用され、確かに縦ポンを収めチームのキープ時間が増えましたがイマイチのため5試合ほどでFWに戻しています。
戸島の高さはセカンドボールを拾うのに役立ちゼルビアの動力源となっていましたが、交代で下がるとキープできなくなる傾向があったので、ゼルビアは戸島頼みのサッカーから脱却できるか試されています。MFがボールを運べるようになってこそ戸島が最大限に活かされるはずです。復帰後の活躍に注目しましょう。
30 中島 裕希
21試合出場 7ゴール 4アシスト
中島裕希 2017 選手データ | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~
通算400試合出場を果たしたベテランFWはゼルビア加入の昨年から全リーグ戦にスタメン出場とフルスロットルで活躍しチームを支えています。昨年はキャリアハイの成績でしたが、今年も半分消化の時点で同じペースでゴールに貢献しています。足も頭もニアサイドでゴールを決めるのが上手です。あとほんの少しだけ決定力があればパーフェクトの万能FWです。
イケメンですし熱狂的なサポーターもいるほどゼルビスタに愛されています。アビスパ戦で見せたハットトリックはまさにゼルビアの救世主のようでした。アビスパ戦の10人での勝利がなければゼルビアは連勝が無く、もっと下の順位で戦っていたかもしれません。
直近では山形戦で見せたハードワークとゴールは素晴らしかったですね。相棒FWの吉田と共に走り続けることで、ゼルビアは後半戦に息を吹き返すはずです!あとホームで裕希のゴールが見たいです!
40 橋村 龍ジョセフ
1試合出場 (グラフ無し)
橋村龍ジョセフ 2017 選手データ | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~
開幕前に怪我人が多く出たことで急遽トップ登録された16歳のユース選手です。出場時間は4分のみですが期待できるポテンシャルはありそうです。ユース出身選手が孝司などとポジション争いをする日が来ると思うとワクワクしますね!
FW総括 ポイントはゴールに直結する働きを増やすこと
スタメンは裕希が絶対的な存在で、孝司不在の中、開幕当初は2トップの相棒として戸島が起用されていましたが吉田が徐々に当確を表してきました。戸島の怪我に対して夏の補強が必要か、孝司の復帰やジョセフ起用でローテーションするか予想が難しいですね。
FWの得点力としては21試合で裕希が7点、戸島と吉田で計5点を挙げていますが、J2を生き残るためにはもう少しゴール数を増やす必要があります。FWがチャンスメイクのためサイドに流れる傾向があり、ゴール中央が手薄な場面も多く流れからのゴールが少ない要因でしたが、戸高の右サイドハーフ起用によりFW陣の状況が変わるか今後の数試合に注目です。
ゼルビアのFWはハードワークが求められますが、必死に闘う姿勢がゼルビスタの心を熱くさせます。孝司が戻って来るまであと少し。今は大変ですが更なるゴールのため是非とも後半戦も頑張ってほしいです!!