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FC岐阜 0-1 町田ゼルビア メイルシュトローム (2018 第19節)

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フォトギャラリー:明治安田生命J2リーグ第19節vsFC岐阜 | FC町田ゼルビア オフィシャルサイト

2018 J2第19節。FC岐阜×町田ゼルビアの試合は0-1、アウェイのゼルビアがオウンゴールで得た虎の子1点を守りきり勝利しました!

岐阜のスタイルを封じ込めることに成功するものの得点を奪うことが出来ず、このままだとやられる!と思いながら見守っていましたが、ゼルビア戦士は見事に90分戦い抜いてくれました。いや素晴らしい勝負でした。

第19節はこんな記事も書いています。良かったらご覧ください。

1.トピック 2.分析 マッチレビュー

真っ向勝負!

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天皇杯での勢いを持続させたいゼルビア。スタメンは前節と変わりません。サブにロメロが復帰して攻撃のカードが増えています。

一方の岐阜も天皇杯では敗れたもののリーグ4連勝中でチームに勢いがあると言っても良いでしょう。起用するメンバーに前節からの変更はありません。

独特のポゼッションサッカーで相手を封じ込め押し込む4-1-2-3の岐阜vsコンパクトスタイルで相手を封じ込め押し込む4-4-2のゼルビア。どちらが相手を抑え込むことが出来るのかがポイントとなる真っ向勝負が始まろうとしています。

その様なゲームを期待して多くのファン・サポーターがスタジアムに足を運んでいたみたいですね。ゼルビアのサポーターが遠くから、また多くのグラサポさんが杉森とゼルビアの応援に駆けつけてくれていました。日曜日のナイトゲームであるのに。その熱き姿はリスペクトでしかありません。

攻撃的プレッシング

キックオフから10分はゼルビアにとって緊迫した展開でした。どちらが優位に試合を運べるのか、岐阜は両サイドから攻め上がりデュエルの局面を何回か作られます。ゼルビアはそれを凌ぎながら、自分たちのペースに持ち込もうとロングボールやスローインで前線に運び、ロストしても果敢にプレッシングを仕掛けます。

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FWが岐阜のCBにプレッシング!

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SHが岐阜のSBにプレッシング!

ゼルビアの攻撃的なプレッシング。2トップがプレッシングスイッチとなり、サイドに回されたらSHが詰め寄ります。そのプレッシングの目的は明確です。岐阜の後方でのビルドアップを限定させて、あわよくばミスを誘うプレッシングでした。

ゼルビア戦士は全力で攻撃的プレッシングを仕掛け、岐阜を押し込みロングボールを蹴らせて跳ね返し、こちらも縦へ早く展開してセカンドボールを回収することで岐阜の攻撃を封じ込めます。

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これが上手くいきました!岐阜はゼルビアの圧縮された4-4-2ゾーンを中央から突破できずサイドから侵入を試みます。ゼルビアはたまにサイドを突破されるもののピンチとなる場面は少なく優位試合を運びます。ゼルビアの攻守一連の動きはさながら大渦の如く岐阜を飲み込みます。

最後まで戦えた14回のCK

この試合を勝利できたのは何と言っても14回のCKを得た事でした。

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10分、サイドチェンジ→スローイン→クロスで得た1本目のCK。ニアサイドの孝司が低いクロスに合わせるも枠を捉えきれず。

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14分、セカンドボールを回収した岐阜がバックパス→ゼルビア超攻撃的プレッシング→岐阜スローイン→ゼルビア奪って高速ポジトラの縦パス→クロスで得たCK。再びニアサイドに放るも岐阜に跳ね返される。

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15分、先程のCKのこぼれ球を回収して吉濱が再びクロスを入れクリアされ得たCK。困ったときは深津。ファーサイドで先に阿部にクリアされる。

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16分、連続CK。縦並び拡散パターンから再び深津。しかし阿部のポジショニングが良くてミート出来ず。

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少し間を置き36分、後方からのロングフィードを岐阜が跳ね返し切れず得たCK。吉濱再びニアサイドへ入れるも岐阜に跳ね返される。岐阜のニアサイドの守りは堅い。

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37分、先程のCKから波状攻撃で得たCK。岐阜のメンタルがやや落ちたか。キッカー森村に変更。密集拡散で大谷が囮となり深津が走り込むも惜しくも合わず。

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40分、セカンドボールの奪い合いから杉森がマイナスのクロスを出して裕大のミドルが相手に当たり得たCK。キッカーは再び吉濱ファーサイドの折り返しを深津が叩き込むがゴールならず。岐阜のCK守備が堅い。前半7本のCKは全てゴールならず。

ここから後半。ゼルビアの圧力は変わりません。

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56分、福井のクリアが孝司→裕希と渡りファイナルサードに侵入して得た後半最初のCK。皆ブロックされ競れず。

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ここからは吉濱と交代で入った平戸がキッカーを務めます。62分、FKのこぼれ球を拾った裕希さんが粘ってたら得たCK。困ったときの深津を再度阿部が阻止。深津に疲労が見える、頑張れ!

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62分、もう一度CK。早めにショートコーナー敢行するも孝司のクロスは阻止される。

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63分、もう一度CK。キックとエリア内の選手のタイミング合わずクリアされる。

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76分、ドリアン投入後もゼルビアのサイド密集作戦は変わらない。右サイドでミドルサードを抜けて左前方へ進みクロスをクリアされて得たCK。密集部隊が作戦変更。下坂が頭で合わせるもストーンの正面。惜しい!

そして77分。もう一度CK。

再び下坂!そしてオウンゴール!13回目のアタックで幸運ながら遂にゴール!下坂が平戸に駆け寄る前に大谷が俺が決めたと言わんばかりに喜びながら飛びつくので僕はえ?え?と混乱した(笑)平戸のクロスが絶妙にストーンを通り越していて素晴らしい。ゴリ押しゴールが決まって本当に良かった。

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78分の最大のピンチを凌いだゼルビア。岐阜は動揺している。84分、岐阜の自陣でのビルドアップに対してこの時間もプレッシング。ミスを誘いショートカウンターから得た最後のCK。ファーサイド寄りのドリアンに合わせるもゴールの上を越える。

岐阜のセットプレー守備は素晴らしかったのですが、大木監督が言う通りこれだけCKを得ていれば1点位はゴールになります。CKになるプレーを多く得られたのはゼルビアにとって大きかったですね。

それは得点チャンスだけでなく、プレーが中断することでスタミナの減少を抑える事が出来たというのがポイントだと思います。あれだけ攻撃的なプレッシングを仕掛けていたら、ゼルビアは前半すら持っていなかったはず。しかしCKなどのセットプレーを1回行えば、1分近く走らなくて良いのです。それが14回。90分走り抜けた要因だと言えると思います。

激しいプレッシングと素早い攻撃でパワーを使い、セットプレーの間でセーブする。これがゼルビアなり、改めて恐るべし…。

リベンジマッチは必見の一戦

セットプレーで少し休めたとは言え、岐阜のパスサッカーを封じ込めるため、うがった見方で言えばパスサッカーを恐れたが故にいつも以上に走り抜いたゼルビア。選手たちには拍手を送りたい。対する岐阜もゼルビアのプレッシングを掻い潜り何度か決定機を作り出していました。昨年見せた様な致命的なパスミスがなく大木式パスサッカーが洗練されていました。そして堅い守備。素晴らしいチームでした。

岐阜の宮本航汰は町田とは幸いもう一度戦うチャンスがある。その時はしっかり勝てる様に力を付けたいとコメントしています。こちらも力を付けて、再び熱いゲームが見られる様に頑張りましょう!

選手・スタッフの皆さん。ファン・サポーターの皆さん。今節もお疲れ様でした。お次のゲームはホームのアルビレックス新潟戦です。僕のタオルマフラーが徹底していた湿気吸収役から解放されて暴れまくることでしょう!今回はここまで。W杯中でサボり気味になる可能性大ですが(笑)次のプレビューでお会いしましょう⭐️それでは!

 

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