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ロアッソ熊本 2-3 町田ゼルビア 酷暑バトルで輝くセットプレー (2018 第23節)

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フォトギャラリー:明治安田生命J2リーグ第23節vsロアッソ熊本 | FC町田ゼルビア オフィシャルサイト

2018 J2第23節。ロアッソ熊本×町田ゼルビアの試合は激戦の末2-3でアウェイのゼルビアがなんとか勝利しました!ナイトゲームにも関わらず気温が30℃を超えていた様で、チーム、サポーター問わずスタジアムにいた全ての方に敬意を表したいです。みなさん体調は大丈夫でしょうか?

僕は白熱のワールドカップ決勝戦を終えて気持ちがロスになってしまいそうでしたが、愛するクラブのタオルマフラーを見つめ気合いを入れ直して今日もゼルビアを応援です。ゼルビア戦士はアントラーズ戦の大敗の悔しさをバネに戦ってくれていましたね。いや勝ってよかった。

第23節はこんな記事も書いています。良かったらご覧ください。

1.分析 マッチレビュー

攻撃に比重を置くロアッソ

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(今回からカッコつけてハーフスペースを可視化しますがイメージですのでお気になさらず…)

ゼルビアの4-4-2。深津が警告累積のため欠場で藤井と大谷がCBを務めます。福井、下坂、森村以外は天皇杯に出場したメンバーでした。2トップは好調の戸高が裕希と組む形となりました。

ロアッソはどうやら安と皆川の2トップの様です。7戦未勝利の状況を打開するために攻める姿勢を表してきました。両WBからの攻撃や自陣でのポゼッションを織り交ぜながら裏を狙うロングパスに気を付けたい所です。

夜とは言えプレーするには厳しい暑さ。この状況ではJ1のチームでさえハイパフォーマンスが発揮出来なくなるので、結果が大事!と割り切って試合の結果を見守りました。

そして今回も豪雨災害で亡くなられた方に黙祷を捧げてから試合は始まります。改めまして命を落とされた方々に心よりお悔やみ申し上げます。

前半 理想的な2発もズルズルと

夏場の運動は過酷。始めのうちは身体が動くと感じるけども体力の消耗が半端ないです。ゼルビアのコンパクトスタイルが最後まで持続するとは思っていません。であるならばとゼルビアの回答はいつも通りですが「最初から前へ出ろ」です。

サッカーは90分でやるものではない。セットプレーの1分間で決めるものだ!と言わんばかりのゼルビアは9分、CKから平戸&大天使裕希さんのアントラーズホットラインで先制。

出場停止の深津が不在のなか、密集パターンのメンバーがワイが深津さんの代わりに決めたるでー!とニアサイドに駆け込むも、そこにはいないはずの裕希さんが舞い降りゼルビアもロアッソも時が止まりました。何となく行ってみようと思った(NIO、そんなワードは無い)と言うテヘペロな裕希さんに我々はキュン死せざるを得ないのであった。平戸のボールは流石の一言です。

先制点を取られたロアッソは15分前後からゼルビアの勢いを回避するためにゴールキックから自陣でのポゼッションを織り交ぜます。しかしまだまだゼルビア戦士は身体が動くのでロアッソ陣内深くでもプレスを行う「超攻撃的プレッシング」でロアッソのミスを誘います。前半19分、超攻撃的プレッシングから得たスローインでゼルビアが追加点。

キュン死は2度起こる。ファイナルサードでのスローインはセットプレーの1つと認識してください。緩いマークを見逃さずにチームで奪ったゴールでした。平戸の早い弾道のクロスが素晴らしい。

ゼルビアは前半に2点取ってからが本当の勝負だと言うことを我々は知っています。暑さから強度が落ちるのが早く選手の足が止まってきました。具体的にはハイプレス時にMF-DF間が広がっていて相手のFWに利用されたり、サイドチェンジでスライドしながら自陣で守りますが、前線の選手が連動していないため守備陣に負担がかかったりでピンチを招きます。そうなるとロアッソのビルドアップが活きてきます。

安に決められて前半の内に1点返されました。田中達也を使った右サイドアタックは阻止するものの、流れたクロスを回収されてからの二次攻撃にゼルビアは弱いのかもしれません。ゼルビアは立て直しが出来ずロアッソが勢いづきます。さすがは火の国の戦士。こうなるとマズイ…

後半 藤井が決めた!バスケットの様な見事な動き出し

何とか勝ち越している状態で試合を折り返すことが出来たゼルビア。勝負は60分からや!と思っていましたが甘かったです…。ロアッソは左WB黒木→坂本に交代し、いきなり采配が的中します。

また安に決められてしまいました。米原に見事なロングフィードを出させてしまった…。その後のロアッソの連携も敵ながら素晴らしかったです…。失点の背景、この一つ前のロアッソの右サイドからの攻撃を防ぐも、キャッチした福井のロングパスはゼルビアの無人の左サイド側へ。つまり自分たちで相手のサイドチェンジを誘発してしまいました。そのためフィールドプレイヤーはプレスがかけられずロアッソの見事な連携からのゴールを決められてしまったのです。

福井はアレだ…。まだまだ空気が読めない新卒社員みたいな感じがありますな…。おいおいもう蹴っちゃうの?おいおいそっちに蹴っちゃうの?みたいな失点でした。きっと武田GKコーチに笑顔♡で詰め寄られたことでしょう。

痛い同点弾でしたがある人は言います。「2-2はスコアレスドロー」(言ってない)。勝負はここからや!と言っても完全にロアッソに勢いが付きましたので相馬監督が杉森→孝司と早めの交代策。戸高が左SHに移ります。

その後は一進一退の攻防と、田中達也の良い意味でも悪い意味でも独壇場が入り混じり、良いゲームを見せてくれます。試合を再び動かしたのは70分、ゼルビアのCKでした。

藤井の値千金のゴール!深津不在でやってやると気迫こもったプレー。今回は密集ではなく中央とファーサイドのエリアに人を分散させ、ファーの藤井が前に行くフェイクをかけながら裏から中央へ入り込みフリーの状態でヘディングすることが出来ました。バスケットさながらの動きですね。

最近ではイングランド代表がセットプレーでバスケットの戦略を採用しているらしいので、ゼルビアもどんどん取り入れてほしいです。アントラーズ戦で闘志を見せた藤井。そしてこの時間帯でも高精度のクロスを上げる平戸。見事な攻撃でした。

試合はその後に安が闘志むき出しが故に起こしてしまったファウルにより2枚目イエローにより退場。それでも同点目指して攻めて来ますが下坂→土岐田、裕希さん→ドリアンの交代で要所を締めたゼルビアが何とか勝利しました。

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群雄割拠に喰らいつけ!

酷暑のゲームでは内容がグダグダになるのは仕方がないので勝利したことが大事です。田中達也とのマッチアップが多いにせよ天皇杯に出場しなかった下坂が足を攣るコンディションにむむっと思ったり、孝司がショートカウンターでFWらしいエゴが出てしまいフリーのドリアンにパスを出さずトドメを刺さなくてむむむと思ったりしましたが、仕方なしと割り切り勝利したことを素直に喜ぶのです。

しかもこの勝利で首位の松本山雅に勝ち点1差の2位!すげえぜゼルビア!しかし1〜10位までの勝ち点差が7…。今年もJ2はクレイジーだぜ!今年のゼルビアはクレイジーソルトの様にJ2を引き立たせていますね。この群雄割拠の様なバトル、どうせだったら最後まで喰らい付いてクレイジーな状態にさせて日本中に町田ゼルビア恐るべしと思い知らせてあげましょう!

選手・スタッフの皆さん。ファン・サポーターの皆さん。今節もお疲れ様でした。お次のゲームはホームでのツエーゲン金沢戦です。土曜日開催のため選手はリカバーが大変です。こういう時こそスタジアムでの応援で後押ししてあげましょう!今回はここまで。次のプレビューでお会いしましょう⭐️それでは‼️

 

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