東京ヴェルディ 3-1 町田ゼルビア 限界かもしれない、だが我々は諦めない (2017 第35節)
公式サイトより
(←プレビューへ) 2017 第35節。「TOKYO CLASSIC」東京ヴェルディ × 町田ゼルビアの戦いは3-1で敗れてしまいました。完敗です。チームとして限界を感じた方もいたのではないでしょうか。と思うくらいのダメージは喰らいました。ヴェルディ強し。僕のタオルマフラーは真っ青になりました。
ゼルビアは高さを重視 ヴェルディは3バック
ゼルビアのスタメンはまず裕大が戻り、深津の位置にソンギが入りました。右SBには大谷が入り守備陣は高さを重視したメンバーです。攻撃陣は前節と同じです。
一方のヴェルディはDF畠中をスタメン起用し3バックを敷いてきました。確かに無難な戦略です。前回ゼルビアと対戦したときの布陣であり、あの敗北が脳裏に浮かびます。
ヴェルディのサイドチェンジを耐えて得意のセットプレーでワンチャンスを狙う。そんなイメージを持ちながら味スタに向かいました。
厳しい立ち上がりの失点、スライド対応したのに前半に2失点
試合が始まりヴェルディがサイドアタックを仕掛け攻め込み、ゼルビアも押し込ませまいとボランチヤザーのキープから反撃を試みます。ヴェルディの方が強気の姿勢を見せるなか、前半12分ヴェルディのサイドからの攻撃。ゼルビア守備陣はラインを統率できずオフサイドは取れません。さらにクロスの処理も誤りオウンゴール。土岐田のクレバーさや、オウンゴール後のハンジェの鼓舞などがあればその後も戦えたのではないかと思いますが精神的支柱のいないゼルビアには痛すぎる早々の失点でした。
ゼルビアは反撃できずにチグハグとなります。ヤザーはキープできるものの前線に上がった際のパスが乱れ少し物足りないです。ボランチはまだまだですね。
ゼルビアのハイプレスが破られる展開が続き、ヴェルディのサイドからの突破を止めることができません。それでも一度はリトリートと髙原の好セーブで失点を逃れるも、続く攻撃で守備が崩壊し2失点目を喫します。安西のクロスは大きく流れてゼルビアは守備を立て直しましたが…
クロスの前に裕大が意味不明のポジショニングをしてしまい
アラン・ピニェイロがフリーに…。決められてしまいます。どうして前へ行ったの?どうして密着しない?ハイライトを見てこの守備に白目をむいてしまいました。
その後はゲームが少し落ち着きゼルビアにもチャンスが。ヴェルディのパスミスを裕希がゴール前で奪い決定機を迎えますが左足は精度を欠いてゴール脇を転がり、前半終了前のCKはマグのヘッドでネットを揺らすもちょっと疑問の残るファウルの判定でいずれもノーゴール。気持ちもツキも足りないまま前半を終えます。
「これ絶対入ってるよね(C)みうらじゅん」
— ひのなべ (@HinoNabe) 2017年10月2日
って感じ?(^◇^;) pic.twitter.com/TdVpZUg6sq
キーパーの進路妨害ですか?こちらの写真を見る限りヴェルディ同士でわちゃわちゃしてません?
畠中デジャヴ… CKの守備に改善は見られない
うわーデジャブや〜。前回と同じような時間帯、状況でまた畠中に決められたー。( ;´Д`)
CKの守備が弱すぎる…直らない…。原さんに競り方と位置取り教えてもらうべき、マジで…。
この状況でもすぐに交代カードを切らないのですね!!会見で交代についてどう考えていたのか聞いてくれてるのかな〜?交代の判断は監督の腕の見せどころじゃないですか。3点差なのにその判断を後半20分でようやく実行するのって何で?って思いますよね?思わない?それとも暗黙知??
ヴェルディの波状攻撃を浴びまくり何度も枠内シュートが飛んで来ますが全員で必死に跳ね返しました。これを最初からやってほしかったです。交代した遠藤にすぐさまカウンターのチャンスが来ましたが右足のシュートはキーパーの正面。もったいない!次は利き足でおなしゃす!
その後に怜大が倒れて治療を受けピッチの外に出され不安になりました。怜大頑張れ!
ピッチに戻った怜大は残り少ないスタミナを振り絞り左サイドの突破を見せます。そしてようやくゼルビアにゴールが生まれます。
怜大ナイスファイト!遠藤ナイスゴール!!
遠藤はゼルビアで初めてのゴールですね。ドリブルからのシュートに自信のある遠藤ですが岐阜在籍時のゴールを見るとポジショニングセンスが意外とあるなと思ってました。そこに伸び代を感じます。
でもゴール後にボールを拾いに行ってね!嬉しいのは分かる。僕も嬉しかった!拾おう!
反撃はこの1点のみ。総じてフルボッコでした…。
チャレンジャーとしてこれが限界か? それでも応援して夢を見る!
公式サイトより
この試合、ゼルビアはヴェルディのサイドアタックと裏を抜ける動き、CK、そしてプレッシングに為す術なく敗れました。ヴェルディは試合の中で3バックと4バックを巧みに使い分ける戦術の高さに加えて選手の能力も高い。一方のゼルビアは臨機応変とは程遠い一辺倒な戦術、それも不完全。そして選手の能力も物足りない。チームとして、そしてチャレンジャーとしてもサッカーの限界を見た気がします。
しかしですね。それは当然なんですよね。
だってゼルビアのチーム人件費はJ2ワーストですよ?昨年度も2億を下回っちゃってて…。やれるプレーが限られるのは仕方ないっすよ。
町田ゼルビアは都を代表するチームとはまだ言えない、一つの自治体をホームタウンにする小さなクラブです。
そんな小さなクラブが様々な努力をして何とかJ2に定着しようと頑張っていて、将来的には更に上を目指している。
それってすごく夢のある事だと思うのですよね!
限られた戦力で挑むための変態サッカー。埋もれていた選手の再生や進化。
スタジアムやインフラに問題を抱えるなか、他にない企画で集客を目指す。
ゼルビアキッチンを作り栄養面から選手、特に強いユースを育成する。
などなど。色々な取り組みをしている魅力のあるクラブです!
見ていてストレス溜まることもあるけどたまには勝つ!小規模なクラブでも立派に戦えることを証明し将来性もある!
そんなゼルビアを愛し応援し続けようじゃありませんか!!
スタッフ含めた全てのゼルビア戦士に町田に来てくれてありがとうの感謝でしかありません。そして最後まで戦って欲しい!僕らに夢を見せ続けて欲しい!
もしかしたら頭打ちかもしれないけど、あなた達はきっと限界を超えられる。それを信じて僕はタオルマフラーは振り回しこれからも応援し続けます!これからも頑張れゼルビア!!