TanaLifeの町田ゼルビアブログ

ようこそ。FC町田ゼルビアをちょい熱で語ります

町田ゼルビアとアイスランド代表

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公式サイトより

新年あけましておめでとうございます。⛩🌅🎍

本年もTanaLifeの町田ゼルビアブログをどうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m

2018年1本目は近年素晴らしい活躍をしている小国アイスランド代表の強さの秘密を紹介しながら、ゼルビアが模倣できるかを学びたいと思います。

アイスランドって町田市よりも人口が少ないんですよ。それなのに2018W杯の初出場を果たしました。苛酷なヨーロッパ予選をですよ。凄すぎですよね。その強さの背景に2000年初頭に行われた育成改革があります。アイスランド代表の育成についてライターの結城康平さんが詳しく紹介しています。

victorysportsnews.com

こちらの記事などを参考文献としてゼルビア強化への提言を試みたいと思います。

アイスランド代表の活躍

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前準備としてまずはアイスランド代表について説明すると、2012年まではFIFAランクが110位台だったほど弱かったみたいです。2000年台は名FWグジョンセンが活躍していましたが、他メンバーに恵まれず主要大会の出場は果たせませんでした。

しかしそれも過去の話。2014W杯予選はプレーオフで惜しくも敗れるものの、EURO2016予選でオランダなどに勝利しアイスランド史上初の本大会出場を果たすとベスト8となる快挙を成し遂げました。その勢いは止まらず2018W杯予選も勝ち進み本大会初出場を果たしEURO2016の結果がまぐれでない事を証明しています。

監督はヘイグル・ハルグリムソンです。2016年までは元スウェーデン代表監督ラーシュ・ラーゲルベックとの2頭体制でしたが、現在は一人で指揮を執ります。また注目されている選手はキャプテンのMFアーロン・グンナルソン(カーディフ)やMFギルフィ・シグルズソン(エバートン)のようです。僕もこれからチェックしようと思っています。

アイスランド共和国について

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アイスランドは人口が少ないと言いましたが、どれくらいの規模の国家であるか簡単に紹介し町田市とどう異なるか比較してみます。概要が分かれば良いので年や数字は統一されていませんがそこはご勘弁ください。

人口

33.8万人(サッカー人口2.2万人)

町田市:43.5万人(サッカー協会会員5千人、部活動は含んでいないと思われる)

町田より10万人も少ないです。それなのにW杯に出場するのは改めて驚きですね。人口の割にサッカー人口は多いのではないでしょうか。人口の値だけ見るとゼルビアにも希望が湧いてきますね。

面積

10.3万k㎡(北海道+四国くらい)

町田市:71.55k㎡ (0.007万k㎡ 笑)

島国なので小さいですが、町田と比べるとさすがに大きいです。有効に活用できそうな土地は十分にありそうです。町田は土地の確保も苦労すると思うので厳しいですね。

財政

不明(GDP約2兆円)

町田市:2,400億円

財政と言う数値は確認できませんでしたがGDPが兆単位ですので町田よりは遥かにお金を使えそうなイメージはあります。町田市にはサッカーに割振れる予算は少ないですが頑張ってます。

 

アイスランドは人口は町田市より少ないですが、さすがに国家だけあって土地や財力などは遥かにありそうです。さてここからが本題です。人口が少ないアイスランドを強くした育成方針に迫りましょう。

アイスランドサッカー協会の育成方針

アイスランドサッカー協会は育成にあたり、人口が少ない問題を強みにする育成改革を行いました。その改革の中心人物が2002〜2014年に技術顧問を務めたシギ・エイヨルフソンと言う人です。上述した結城さんの記事でエイヨルフソンが行った10の育成方針を紹介しています。各方針についてゼルビア強化に繋げられそうか見ていきます。

1.優秀なコーチの育成

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公式サイトより

アイスランドが最も力を注いだ点との事です。国内ライセンスでなくUEFAライセンス取得を義務付けて指導レベルを一変させています。なんと全ての指導者がUEFA  B級ライセンス以上を有しているそうです。

つまり育成世代の指導者も全てUEFAライセンスを保持しているということで、人口が少ないのも有り子どもの頃から全てのプレーヤーがトップレベルの英才教育を受けることができるというのです。指導者にはちゃんと給与が支払われます。

日本のコーチライセンスとUEFAライセンスにどの程度のレベル差があるか分からないのと、個々の指導者により指導力の差があるのを踏まえても、全指導者がライセンスを保持している、それを義務付けていると言うのは驚異的です。僕は少年野球クラブに入っていましたが、指導者はただのおっさんでした(笑)そしてボランティアでやってくれていました。少年サッカークラブもおそらく似たような感じですよね(指摘求む)。しかしアイスランドでは僕のようなフツーのちみっこに対して竹さん(竹中穣ユース監督)が付きっきりで指導してくれるって事ですよ。それはサッカー上手くなりますと言う話です。

ここまで本気の投資を行うのは今のゼルビアや町田市サッカー協会ではおそらく困難でしょう。しかし最も効果の出る投資であるのは異論ないと思います。この方針に対しどこまで近づけるか、アイデアが出せるかがゼルビアの、更には町田のサッカー王国復活へのポイントとなります。ゼルビア、町田市サッカー協会、町田市の学校(特に高校)、町田市、スポンサーが協力し合い実現させてほしいです。

2.能力別の指導、試合の導入

子どもたちは出来るだけ近いレベルの能力の選手たちとプレーし試合を行うとの事です。成長とともにグループを上下動させ全ての選手に質の良い競争を体験させるのが目的です。生まれたタイミングや身体的な発達の差も配慮したグループ分けもしています。上述の記事ではベルギーの話ですがデ・ブライネはこのような評価基準のもと埋もれず成長できたとあります。

子どもの成長に差があるのは当然と認識する時代になっています。年齢の枠組みを取り払って評価することができれば、町田から小林悠太田宏介を超える選手が多く現れるのも夢ではないかもしれません。

各クラブは当然優勝を目標に活動していることと思いますので、現時点で能力のある選手が集中して育成されるのが現状だと思います。しかしそれだと第2のデ・ブライネを見過ごしてしまいます。町田市サッカー協会が各クラブの賛同を得ながら大会のシステムを変更する必要があります。現状でも導入可能な改革ではないでしょうか。批判は当然あると思いますが将来的には各クラブに対して良い影響をもたらしてくれるはずです。

3.コーチ1人に割り当てる育成人数を少なくする

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指導者が同時に見る選手の人数を少なくすれば常に効果的な育成ができるという事です。引用元の文中では教育用語である「フィードバック」を与えることが重要と説明しています。

1つ目の方針の優秀なコーチの育成に加えて、更にコーチの母数を増やし全選手にトップレベルの指導を分け隔てなく与えることをアイスランドは行っているのです。指導者への投資の本気度が凄すぎます!人口が少ないことを強みにすると言うのはここまでするという事なのですね。町田にそこまでのパワーを捧げる日が来ると良いのですか…。

4.全年代、通年プレーできる環境を整える

アイスランドは北極圏のそばに位置していますが冬の最低気温も-2℃ほどだそうです。ただ天候は変わりやすいようです。アイスランドサッカー協会は施設への投資も行い、冬でもトレーニングができる全天候型に対応した施設環境を整えています。

後述しますが育成年代はボールを扱う技術を習得させることを重要視しているため、日本の部活動のような雪を利用したトレーニングでなくフットサルなどを活用しながら一年を通してボールを利用したトレーニングに当てるための投資を行いました。最高の環境である必要はないけど通年プレーできる必要があるとの事です。

町田は気候的に通年に近いプレーをするのはできているのではないかと思います。フットサルは気候的な面からも積極的に導入した方が良いですね。我々にはASVペスカドーラ町田と言う国内最大級の強みが備わっています。もっともっと相互に協力し合うべきです。

全年代がプレーするという点について言えば、町田のサッカークラブは中学生(3種)までのところが多数でその後は高校かJクラブへ進むのが大半だと思うので、優れた選手の流出や環境の変化と補欠などの問題も絡んで埋もれる要因になっていると言えますね。代表とはまた違うゼルビアが抱える問題です。人口が少ないのに高校や他クラブに行ってしまうのはある意味見捨てているのもしれません。これは解消しなければなりませんね…。各クラブでU-18チームを作る動きを促したいです。

5.優れた選手の飛び級プレーを奨励する

これはもう当然だろって感覚があります。育成年代は優れた女子選手も男子チームでのプレーを奨励していますね。

しかし日本ではまだ一部のみしかできていないのではないでしょうか。一番の弊害は小中高での区切りです。これはおそらく多いですよね。中高の境はほぼ生まれているのではないでしょうか。この枠組みを外さないと2つ目の方針の能力別の指導を行わないことによる問題と同様に埋もれてしまう選手が出てしまいます。その様な意味でも飛び級の仕組みはしっかりと確立しなければなりません。

町田で小中高一貫のクラブはゼルビアのみの認識です。それでは母数が足りていません。既に確立できているクラブがあったらごめんなさい。

6.6~13歳の期間に技術的な基礎を習得させる

6〜13歳までに技術的な基礎を作り上げることは重要視されています。年齢を重ねると習得が困難と考えられているからです。スポーツ科学として考えが改まる可能性もありますが、マグを見るとあながち間違いではないと思ったりもします。
(スマン!(>人<;) )

誤解しないでいただきたいのは6〜13歳までにサッカーを始めなければダメと言う話ではありません。マグの様に中学からサッカーを始めて立派なプロになる選手もいるのです。開始が遅いのを理由にサッカーを諦めてはいけません。(フォローしたで!^_^ )

多くの強豪国でさえこの年代の指導を両親やボランティアのコーチに任せている状況ですが、アイスランドでは1つ目、3つ目の方針の通り6〜13歳の全ての子どもたちがトップレベルの指導を受けています。その子たちが成長を遂げW杯出場を果たしています。

勝利のみを目的とすると若い頃から身体能力を鍛えるトレーニングに重点を置いてしまうと思います。しかし歳を重ねるにつれて身体的な差は無くなり技術と戦術的な基礎を疎かにした影響で最終的には勝てなくなると言う問題が日本の問題の一つとなっています。ジュニアユース世代は強いのにそれ以降は結果が出ないのはこれが原因であり周知されているはずです。しかし6〜13歳にトップレベルの指導を与える環境の母数が足りていないのでなかなか解決しません。繰り返しになりますが優秀なコーチの育成への投資を本気で行う必要があります。

余談ですが結城さんがボランティア指導者に任せるシステムへの問題提起を記事にしており考えさせられるものがあったのでこちらも一読することをオススメします。

dearfootball.net

7.特製DVDの無料配布

これはすぐに出来ます!ゼルビアでやりましょう!ボールコントロールを磨くためには家で練習する時間も重要なので5〜16歳の選手にはテクニックを学べるDVDを無料で配布しているというものです。

全ての子どもたちがサッカーをするための共通的な技術を学べます。子どもたちのモチベーションを高めるため代表監督や選手たちが直接DVDを渡しているようです。

ゼルビアの選手を出演させ、作成費用はDVDスポンサーを募集すればローコストで実現できると思います。企画としても良いものになりそうです。何卒検討を!

8.技術を重要視する文化作り

先程少し書きましたが、子どもたちに勝つためのトレーニングを与えるのではなく、優れた選手となるために技術的な基礎を磨かせることを重要視する必要があるという事です。記事にもある通りメッシもユース時代はほとんどボールに触る練習をしていたと語っています。

若い頃から勝つことに囚われA代表で結果が出ないメビウスの輪からそろそろ抜け出しましょう。

9.選手の成長を止めないため過程を評価する

引用元の文中には"「才能や能力を賞賛された生徒」よりも「結果を出すまでの過程となる、取り組みの方法を賞賛された生徒」の方が高いモチベーションを保ち、パフォーマンスを向上させることが出来る"とありました。過程を評価することが正しい指導方法であり最も成長させることができるということです。

ありがちですね〜。中学では上手かったのに高校で伸び悩む的なヤツですね。成長が止まる背景に間違った指導方法があると。町田の全指導者に意識してもらいたい方針ですね。ぜひお願いします。

10.選手の才能を評価する基準を持つ

アイスランドは指導者の選手の評価基準を技術の高さでなく学ぶためのモチベーションの高さにしているそうです。引用元の文中では「グリット」という用語が出ています。グリットを備えていることや性格的な要素、そして練習態度も将来的な才能を見出す基準としています。

その他に判断力の高い選手も重要視しています。引用元の文中でアイスランドの話にも関わらず、判断力オバケのデ・ブルイネさんのエピソードが再び登場します(笑)

笑いはしましたがデ・ブルイネは本当に凄い選手です。それが身体的な要因で埋もれたかもしれないとか考えられません。判断力の低さは日本の課題(いくつ課題あるねん!)です。技術や身体能力の高さだけで若い選手を評価していたら真のスーパースターを見逃すことに繋がります。

ゼルビアはJリーグライセンスを取得して以来、トップに定着したユース選手を輩出できていませんが正しい評価はできているでしょうか?見逃した末にその後は埋もれてしまったことはないでしょうか?今のところ不明ですがジョセフを通して分かるかもしれませんね。ユースを観戦するモチベーションが湧いてきました。

スタジアムゲート前の光景を夢に繋げよう

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公式サイトより

以上アイスランド代表の育成方針を学ぶと、少ない人口の問題を強みへと変えるためにコーチ育成を最重視し国レベルで投資を行ったことや、全ての選手を見逃さずに育成・評価することで最大限の成長を可能としたことで成功を収めたことが分かりました。そして国家レベルのプロジェクトであるため町田市のみを拠点とするゼルビアがすぐさま導入するのは困難だろうと痛感しました。

普通のクラブであれば育成にここまで注力する必要が無いと思いますがゼルビアは諦めないで育成に注力してほしい。「サッカーの街・町田」の再建や子どもたちの育成に貢献すること、町田市民が誇れるクラブとなることがゼルビアの理念だからです。そのポリシーは設立当初から今も受け継がれています。なので育成に関しては他のクラブよりももっと特徴を出してほしいと願っています。

試合の前後やハーフタイムで見られるスタジアムゲート前で子どもたちがボールを蹴って遊ぶ光景。この光景は他のスタジアムではなかなか見られません。この子たちが将来ゼルビア戦士となったら素晴らしいことであり、そう願うのは僕だけでないはずです。この光景を夢に繋げるため、アイスランド代表の育成の取り組みを見習い「サッカーの街・町田」にゼルビアありと胸を張って言えるようなクラブへと成長してほしい。こう思うわけであります。

夢への道のりは遠いかもしれませんが、ゼルビアらしく前向きにチャレンジしようではありませんか!Forza Zelvia!!

(その他の参考文献)

アイスランド - Wikipedia

町田市 - Wikipedia

「小さな育成大国」アイスランドが辿り着いた理想郷 | DEAR Magazine

一般社団法人町田サッカー協会

人口は約33万人…W杯出場を決めたアイスランド代表がすごい - NAVER まとめ

 

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