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ツエーゲン金沢 1-1 町田ゼルビア 新たな風よ吹け! (2018 第6節)

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フォトギャラリー:明治安田生命J2リーグ第6節vsツエーゲン金沢 | FC町田ゼルビア オフィシャルサイト

2018 J2第6節。春の陽気が近づく中で行われたライバルとの一戦。ツエーゲン金沢×町田ゼルビアの試合は1-1の引き分けでした。交代して出場した選手の活躍によりなんとか勝ち点を得ることが出来た試合、そして人により不満と期待の感じ方が変わるであろう試合でした。しかしながらゼルビアは6試合を消化して3勝3分けで無敗と2位を維持しています。

第6節はこんな記事も書いています。良かったらご覧ください。

1.トピック 2.分析 マッチレビュー

昨年のメンバー&疲労 不安がよぎる

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今節は過密日程の最終戦であり、選手の疲労度を踏まえてメンバー選出する必要があるゲームでした。ツエーゲンは前節から5人を入れ替えて試合に臨みました。FWは佐藤でなく垣田を、SHは2人とも入れ替えて宮崎と加藤を出場させています。柳下監督はメンバー選出の意図をコメントしています。

町田の戦い方は非常にコンパクトでテンポの早いサッカーです。基本的にはボールサイドに人数をかけてシュートまで持っていくという攻撃をしています。幅としては30mくらいの距離感で戦っており、前へのボールが多いチームです。そういうチームを相手にした時は、マイボールになった瞬間にサイドチェンジをして相手の高いディフェンスラインの背後を狙う形を作ろうとすると、(加藤)大樹はスピードもありますし、スタミナもある選手です。また(宮崎)幾笑もスピードあるので、先ほど話したような部分を狙っていこうという意図でメンバーを代えました。

J2リーグ第6節 | FC町田ゼルビア オフィシャルサイト

ゼルビアのコンパクトスタイルに対してシンプルに逆サイドと守備陣の裏のスペースを狙うスタンダードな攻略法です。

一方のゼルビアは前節からのメンバー変更は酒井に変わり深津が入り、ロメロに変わり今シーズン初スタメンの森村が入りました。他のメンバーは3連戦とも同じメンバーでまず疲労度が心配でしたし、攻撃時の空中戦、前へ押し上げる能力、守備陣のスピードも不利では無いかと感じました。

しっかりとローテーションをしつつ相手の対策をしてくるツエーゲンと、疲労度より昨年から継続してきた連携力を重視したゼルビアの構図ですが、昨年は残留争いをやり過ごす位の成績だったゼルビアが、当時と同じメンバーで疲労もあるのに果たして相手より上回ることが出来るのか?と言う心配をしながら試合の行方を見守りました。

序盤から失速 アカン負けパターンや!

立ち上がりからツエーゲン柳下監督の狙いがハマってしまいました。ゼルビアFWのプレッシングスイッチがいつもより少し遅く、ツエーゲンの素早く裏のスペースを狙う攻撃を止める事が出来ません。こちらのDFは奥山を除いてスピード不足でチーム全体が下がり気味になります。

またゼルビアの攻撃に関しては、やはり空中戦は跳ね返される事が多く、中盤はボールサイドの密集地帯でロストが多いもしくはラフに前に蹴るしか無く目も開けられないシーンがいくつもありました。

ハイライト動画に無いところでこれはしんどいなと思ったシーンを紹介すると。

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奥山からのロングボール、相手CBが跳ね返し森村がセカンドを回収できる場面。ボールの持ち方次第でDF-MF間のスペースを有効に活用できそうも

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トラップが雑で左に流れたので裕希へパス。裕希はダイレクトでそのスペースへ蹴り込むが、

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それもラフでボールはSB沼田に渡る。サイドチェンジされたと同然のピンチがまさに始まる

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SB沼田が回収しどフリーで突き進む。ゼルビアは後退しながらスライドするが

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相手FWがCBと並んだタイミングでロングボールを入れて

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シュートまで運ばれます。ここは相手のスキルに助けられました。

これが前半13分の場面です。後半20分ではありません。あれかな?町田から金沢行くのにサイコロ降って深夜バス「キラキラ号」の目をだして眠れなかったのかな?お尻の肉がボロボロ落ちる夢見てうなされちゃったなかな?このシーンに僕のタオルマフラーは「今日は終わった」と真っ青になっていました。

前半はこんな感じを繰り返します。ゼルビアの攻撃・守備はまるでこの試合のDAZN映像の様に少しずつ遅れ、距離が広がってきます。

僕たちはこのパターンを昨年たくさん見て来ました。なのでもし僕が監督ならば後半に選手変えてテコ入れしますが、相馬監督が動かないのも知っています。伊達に6年もお付き合いしている訳ではありません。<(`^´)>エッヘン

ですので後半立ち上がりに失点します。分かっていますとも分かっていますとも…。ツエーゲンのクロスを入れるタイミングは今までの戦略もあってか絶妙でしたね。

杉森考起が新たな風を吹かせる

悪い流れを断ち切りたいゼルビアは55分に祐也→杉森と交代。相馬監督曰く「相手にとって嫌がることをやってもらえることを期待」しFWで起用しました。杉森は両サイドや中央でボールを受けて何度もファイナルサードへ侵入を図り相手を押し込みゼルビアは息を吹き返します。

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杉森!行けーっ!

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杉森!切り裂けーーっ!!

(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

ツエーゲンは少し強気になりすぎたか。深い位置で深津が守り奥山にパスを出したところで即時奪取を図るも失敗。そこからのゼルビアの切り替えが早かったです。奥山の縦パスを起点にロングカウンターが始まり裕希が受け、平戸→杉森と繋ぎ左サイドからペナルティエリア付近まで侵入。相手を引き付けて、これまたよくぞ走っていた大谷にパスを出し、大谷が狙いすましたゴールを決めました!

杉森の投入がツエーゲンの流れを止めて、ゼルビア戦士の闘志に火をつけて同点にすることが出来ました。これには杉森の成長を期待しているグラサポさんたちも喜んでいました。もっともっと活躍してほしいものです。

その後の相馬監督の采配は70分に藤井→酒井と交代。僕はスピードを活かして最終ラインで踏ん張ってもらうための交代と思っていましたが、試合後のコメントでは、

もう少しラインを上げることでセカンドボールを拾いたかったのですが、1点を追いついて、もう1点を獲れるかどうかの時間帯の交代だったと思うのですが、追いついたあとも流れが我々にあったと思うので、なんとかそれを逆転に持っていけるようにと交代させました。

セカンドのボールの回収を増やしたい、そのために酒井を入れて全体をコンパクトにしたいという狙いを持って交代しました。実際はどちらかと言うと、ラインを上げるというよりも、酒井は後ろの対応で頑張ってくれたなという印象です。狙いどおりだったかと言われると、狙いどおりではなかったかなとは思っています。

J2リーグ第6節 | FC町田ゼルビア オフィシャルサイト

と言っています。酒井が入りDFラインの安定と素早いカバーリングでチームの守備を助けましたが、コンパクトネスを回復したいのであれば同時にCHを変える必要があったと思います。ロメロはコンディションが悪いのか出場したのは84分でした。酒井は何度もチームを救う守備をしてくれました。高さに強いゼルビアCBとの相性は非常に良さそうです。

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フォトギャラリー:明治安田生命J2リーグ第6節vsツエーゲン金沢 | FC町田ゼルビア オフィシャルサイト

結局試合は逆転するには時間が足りず1-1の引き分けで終わります。しかし杉森と酒井がゼルビアを救ってくれました。今までのゼルビアに無いものを持つ新加入選手たち。従来のメンバーと組み合わせる事でゼルビアに新たな風が吹き始めています。次のゲームはどのようなメンバーで挑むのか楽しみです。

ゼルビア戦士全員で「J1へ 町田の風を起こそう!」

選手・スタッフの皆さん。ファン・サポーターの皆さん。今節もお疲れ様でした。お次のゲームは再びアウェイ、水戸ホーリーホック戦です。旋風を巻き起こしている難敵ですが熱いゲームを期待しましょう!今回はここまで。次のプレビューでお会いしましょう。それでは!⭐️

 

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