TanaLifeの町田ゼルビアブログ

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徳島ヴォルティス 1-2 町田ゼルビア 雨の中 サッカーの女神は何を問う(2018 第18節)

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フォトギャラリー:明治安田生命J2リーグ第18節vs徳島ヴォルティス | FC町田ゼルビア オフィシャルサイト

2018 J2第18節。徳島ヴォルティス×町田ゼルビアの試合は1-2でゼルビアが辛くも勝利を掴みとりました!雨の中スタジアムに訪れた全てのファン・サポーターに敬意を表します。

いや苦しみながらも決めるところで決めたのが大きかったです。これ天気が良ければおそらく負けていたのではないでしょうか。ヴォルティスの攻撃はやはり眼を見張るものがありました。勝てたのは恵みの雨のおかげだと思います。

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シャイニングフォース3では味方全員のHPを全回復してくれましたからね。おかげさまで90分スタミナが持続して強い気持ちで戦えたと思います。助かった助かった。

第18節はこんな記事も書いています。良かったらご覧ください。

1.トピック 2.分析 マッチレビュー

勢いを継続させたいゼルビア

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ゼルビアの4-4-2。天皇杯を戦ったメンバーと大部分を入れ替えながらもチームの勢いを継続する組み合わせにしてきました(詳しくは町田日和をご覧ください)。

酒井の欠場により引き継ぎ大谷がCBに入り、SBは天皇杯と同じくおっくんが右、下坂を左に配置。下坂はゼルビアでリーグ初出場となります。そして左SHは杉森が3試合連続でスタメンとなります。残りのメンバーは前節と同じメンバーで、天皇杯はローテーションしながら良く勝ったなと改めて思いました。

一方のヴォルティスは復帰した杉本太郎をスタメン起用し中盤ダイヤ型の4-4-2を敷いてきました。ゼルビアのコンパクトネスにある程度対応しつつ、パスで崩したいし、サイドチェンジも使いたい、前に起点欲しい、頑張れ岩尾!のフルパッケージで勝負に臨みます。

悪天候にも関わらず試合前に散水を行ったとのことで、選手のスキルが試される試合となりました。難しくなるだろうと思っていたヴォルティス戦。天候は両チームにどの様に影響してくるのか。ただ言えることは、ゼルビアは昨年雨でのゲームに苦しんだ経験があり、自分たちが出来ることは分かっているはずです。

そしてゼルビアは天皇杯2回戦で延長戦を制したことを自信とモチベーションに変えて強敵のヴォルティスに立ち向かいました。ちなみに僕のタオルマフラーは部屋で湿気吸収役に徹しています。

問われる真のスキル

ヴォルティスの返しがエグい。キックオフして裕希さんが挨拶がわりにミドルを撃っただけなのに、ヴォルティスはパス交換からいきなりゼルビアにジャブ→ボディ→ストレートを放ってくるではないか!(ハイライト動画の最初のシーン)

(#)∀`) やだなちょっと撃っただけなのに〜

この先を見るのが怖い…。プレッシングがハマらずすんなりと左サイドから攻め込まれます。下坂と杉森の守備でピンチを防いでいました。このままやられる訳には行かない!とか思っていたらちゃっかり何度も押し込むゼルビア。

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こちらのゴールキック1本でここまで運び相手のスローインを奪うため8人が集う。ゼルビアにエサを与えないでください

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サイドで孝司がロストするも、こぼれ球に先に反応したおっくんがそのままクロス

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ヴォルティスのクリアミスを奪うだけでなく、次の攻撃の準備で良いポジショニングを取る裕希さん

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その後の流れでシシーニョが素晴らしい守備でボールを奪取するもお前のボールは俺のものとパスを遮断するジャイアン杉森

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俺のものも俺のもの。ゼルビア総ジャイアン

よしよし。セカンドボールを回収できているではないか。ヴォルティスもこのラッシュで慌てたであろう。ここは攻め時!

というフラグ…

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ゼルビアのイケイケプレッシング!梶川冷静にロングボール

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間延びして競れないゼルビア。島屋絶妙なジャンピングポストプレー

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サイドチェンジ。やめて〜💦

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ファイナルサード侵入しアーリークロス。島屋もうここにいる!

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ジャンピングボレーはミートせず。助かった…

(#)∀`) 簡単に運ぶね〜

こんな攻撃されたらゼルビアは超攻撃的プレッシング出来なくなります。返しがエグい。

ならばセットプレーでどうだ!

滅多にお目にかかれないゴールきた!

大天使裕希さんの後ろにも目があるかの様なローリングフリックスピンヘディングシュート(消費ガッツ100)が決まりました!軽やかに回ることでフレグランスな香りを漂わせて周囲の時を止めボールがゴールに吸い込まれて行く世にも美しいゴールです。セットプレーに弱いヴォルティスに対して、おそらく守り方を分析してきたに違いありません。

この試合、やはり雨と言うのが大きい。ヴォルティスはゼルビアのプレスをいなし簡単にゴール前まで運んで来ます。しかし22分の前川がシュートを撃てずに決定機を逃す場面などは雨の中でのスキルの問題です。

得点後は2点目を欲張りに行かずヴォルティスのビルドアップを制限することを優先的に行います。

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ヴォルティスが後方で組み立てる時にプレッシングに行く素ぶりを見せて判断を遅らせた後に、前線は高い位置でブロックを形成し中央からの攻め上がりを防ぎます。

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なのでヴォルティスはサイドを起点とすることに切り替えます。ゼルビアはスライドしますがMF-DF間にスペースが出来ています。そこに位置する杉本に斜めのパス

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わずかに合わず。ダイヤ型の最大の特徴である斜めの組み立てが、雨と杉本の試合勘によるポジショニングの悪さで効果を発揮できません。ゼルビアはしっかりとブロックを形成してヴォルティスのミスを誘います。

そう。雨の試合は真のスキルを試されるのです…

こちらのミスで同点。こ、これは…アレか?

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あのどんなボールでも自分の元に返ってくるという相手を絶望へと追い込む超技…。これが発動したらなす術なし。画面を通じて絶望へと誘われたぞ…福井恐るべし。

福井には色々助けてもらってますのでくじけるな!と思いつつ武田コーチから詰め寄られながらキックの指導を受けてもらい頑張ってもらいましょう。我々はサッカーで手塚ゾーンを見たことをネタに後世まで笑い笑われる宿命にお付き合いしましょう。

同点に追いつかれたゼルビアですがメンタルは落ちず。チームはミスをした若手GKを励ますべく団結して後半に臨みます。

持続する体力 増えるオプション

(たぶん使った)恵みの雨で体力を残すゼルビア。後半の入り方に集中しヴォルティスに圧力をかけてカウンターからこの試合の決勝点となるゴールを決めます!

裕希さんを差し置いて水も滴る良い男プレーヤーに選ばれた吉濱がラストパスを受けて左足に持ち替えてゴール!持ち味を発揮しました。

おっくんも相手を良く交わした!裕希さんは本当に目がいくつあるんや!!

カウンターの場面、杉本との交錯シーンでファウルがあったかは議論して良いと思います。詳しい方求む。主審が近くで見ていますね。お互いボールへ向かって走っていたので故意ではない判断だったのでしょう。

ゼルビア目線で語ると、その前の攻撃で森村がペナルティエリアの手前でシュートを撃った場面で体の向きによっては杉森がパスを受けてゴールを決めていたので、いずれにせよ追加点の時間だったかなと思います。

今年のゼルビアは昨年はあまり成功しなかったロングカウンターを決められる様になってきましたね。チーム力が上がっていると言うことでしょう。

更に2つほどレベルアップを感じるポイントがあります。1つはセットプレーでの守備。そして今回取り上げたいもう1つのポイントは自陣でのブロック守備が出来るようになってきたことです。

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ヴォルティス決死のショートカウンターの場面ですがシシーニョがゼルビア陣内でボールを奪い中央突破を図ります。ゼルビアのコンパクトサッカーは中央封殺が最優先なので右SBのおっくんもシシーニョのドリブルコースを遮断します。おっくんを引き付けたシシーニョは広大なサイドのスペースにパスを出してSB内田を活用しますが、

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おっくんが懸命にマンマークする間にゼルビアは守備ブロックを形成。エリア内に6人とクロス絶対跳ね返すマンとなりヴォルティスに決定機を与えません。昨年まではCBもボールサイドに集まってしまい中が弱かったのですが、今年はクロス対応に徹し、おっくんがデュエルで相手を止め中盤の選手も守備の意識が高いです。

守備のオプションが増えたゼルビア。体力を持続できればこの様に粘り強く戦えるのですね。試合は55分で連戦全てスタメンで疲労の見える杉森を土居に代え、75分に森村に代え土岐田を投入し天皇杯と同様にCHに配置。83分に吉濱→平戸の交替。中盤を活性化させヴォルティスのサイドからの攻撃に最後まで喰らい付いてこのままゲームをクローズしました。

いや何とか勝った…。ヴォルティスのやりたいスタイルが質的な問題で出せず、中央を封じられた普通の4-4-2チームとなってしまったのが勝因として大きかったと思います。晴れていたらと思うと恐ろしいですが、ゼルビアにとってもこれではポジショナルプレー絶対倒すマンになったとは言えません。今節も素晴らしいゲームでしたが、決着は町田ホームで付けましょう!

ゼルビアは雨でボールを巧みに扱える選手がほとんどいません。なので無理せずやれることを徹することで良い感じにパワーがセーブされ最後まで戦うことが出来ました。雨の試合は本当のスキルが問われます。それを分かっていたゼルビアにサッカーの女神は微笑みかけてくれたのでしょう。

一方のヴォルティスは雨の中でもあくまで選手の質を追い求めます。今年のヴォルティスは「質」と言うワードが付きまとうことになりそうです。戦いに敗れたヴォルティス。サッカーの女神の問いかけに対する答えは…

Peter Utaka Coming Soon !?

pick up 下坂晃城

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フォトギャラリー:明治安田生命J2リーグ第18節vs徳島ヴォルティス | FC町田ゼルビア オフィシャルサイト

水曜日の天皇杯で120分を戦い抜き、勢いを持続させるため今節も出場した下坂晃城。始めてプレーを見ることが出来ました。立ち上がりはスライド対応でボールが奪えない状況なのにプレッシングに行くなどゾーン守備苦手か?と思いました。しかし試合半ばには島屋、大本ら手強い相手に適応し安定した守備を見せます。

攻撃面では相馬監督や本人の試合後のコメント通りあまり絡めず。天皇杯では良い攻撃参加を見せていた様なので今後に期待と言うところでしょう。総括としては小島の評価に近く、ポテンシャルが高い総合的な能力を持つSBだと感じました。今年のゼルビアのSBは良いですね!

 

選手・スタッフの皆さん。ファン・サポーターの皆さん。今節もお疲れ様でした。お次のゲームは再びアウェイでのFC岐阜戦です。好調の古橋様(もはや様付けすべきとみぎさんが言ってた)を抑えることができるのか?やるしかないですな!今回はここまで。次のプレビューでお会いしましょう⭐️それでは‼️

 

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