TanaLifeの町田ゼルビアブログ

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町田ゼルビア 2-4 東京ヴェルディ 「チャレンジャー」(2017 第20節)

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公式サイトより

(←プレビューへ) 2017 J2第20節。町田ゼルビア×東京ヴェルディの戦いは2-4で敗北してしまいました。完全に相手に上回られたゲームでした。

2試合連続のホーム4失点で僕のタオルマフラーはbroken heart 。真っ青です _:(´ཀ`」 ∠):
ホーム成績は2勝3分5敗。ホーム勝率は2割…。ゼルビアはチャレンジャー精神で戦っているはずですが、今節は終盤まではミスを恐れずに積極的に戦うところまでたどり着けませんでした。

開始6分で失点… ヴェルディに支配された前半

システムはお互いいつもと同じ布陣で、天皇杯と違い現在のベストメンバーで戦いに臨みました。

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ヴェルディサイドハーフの配置を逆にしていましたね。左利きの安在と右利きの安西の入れ替えはたまに行う様です。ロティーナ監督の采配は6分で結果を出します。

右サイドで受けた安在が素早く縦に出し、ソンギとアラン・ピニェイロが追いかけますが、ソンギはスピードで負けフリーでクロスを上げられます。クロスはファーに抜けフリーの高木へ。高木は素早く中にクロスを上げボランチの渡辺にヘディングを決められました。

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ソンギを引きずり出しファーにクロスを上げれば深津と髙原は無機能となり、再びクロスを上げられると、上背の無いボランチが被ってしまう…。ゼルビアは完全に試合の入り方に失敗しました。

ゼルビアは攻めてもヴェルディのブロックを崩せません。ヤザーの股抜きドリブルは素晴らしかったですが、MFを交わしただけで中央は固く閉ざされており、あと目立ったのは重松の無理矢理なロングシュートくらいでしょうか。一方で守りの方はクロスやミドルなど簡単にやられてバーに助けられました。何とかやり過ごし0-1で前半を終えたのはラッキーだし修正すれば追いつくチャンスはあると期待を抱いていました。

早めに2失点するも修正しない采配の遅さ

前半何もできなかったと言える内容ですが相馬監督は動きません。そしてまたもや6分で失点します。CKから昨年ゼルビアでプレーした畠中にJ初ゴールを決められます。

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CKはゼルビアの改善できない弱点で、後ろからニアに走りこむボールを上げられるとたちまち失点します。CKで簡単にやられてしまうなら、逆サイドを空けるのは仕方ないと割り切るコンパクトディフェンスは必然的に被CK数が増えるのでやめた方が良いです。現状として得点を狙う守備が失点を増やす矛盾を生んでいます。

それでも修正しないゼルビア。瞬く間に3失点目をしてしまいます。後半11分、ボランチ内田の中央突破を阻止できず最後アラン・ピニェイロに渡りゴールを許します。

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少しでもボールを持たれると混乱状態に陥る…J3の頃からそうですが、とことん3-4-3系のシステムに弱いですね。相馬監督が対策法を持てておらずスコアも一方的な結果となってきました。

捨て身の攻撃に出るも時すでに遅し

ゼルビアはここでようやくヤザー→吉濱、ハンジェ→戸高を投入します。戸高はそのままセンターハーフに入り、遅まきながら捨て身の戦いを仕掛けます。戸高投入から2分後に1点返します。

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前線でボールが持てる様になり裕希とのコンビネーションで吉田が得点。今まであまり見られなかったFWの中央突破からのゴールです。サイド→中央→ダイアゴナルランしてきた吉田が強引に突破。素晴らしい。これをパターン化できればゼルビアはまだやれます。井林と直面しなければ追加点を挙げることができそうです。

ロティーナ監督はゼルビアの捨て身戦術に対して高木に代え橋下を投入してきました。中盤の守備の立て直しと、ロングパスを用いながら流れを引き戻す意図ですね。交代間も無く橋本の美しく受け手に優しいロングパスからピンチを招くなど、非常に効果的な一手でした。

後半26分にスタジアムが湧きます。怪我から復帰の中村祐也が遂にピッチに帰ってきました。

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天才の帰還 (公式サイトより)

今節のゴールはありませんでしたが、昨年のゼルビアの得点源の一人の帰還は今後に期待できます。

残念ながら次のゴールはヴェルディでした。後半32分、CKの流れで左サイドにいる安在と戸高の1対1。戸高が抜き去られて安在に角度ゼロからスーパーゴールを決められます。

見事なシュートでゴールは仕方ないのですが、フレッシュなはずの戸高が疲労のある安在に1対1で負けてしまうのは問題です。しかし90分の戸高の汚名返上ゴールは見事でした。

右サイドからの吉濱のカットインは相手に封じられますが、こぼれ球を高い位置に上がった戸高が拾い、見事な切り返しからのシュートでした。戸高は攻撃のポテンシャルがあるだけに、守備面が改善されると本当に面白い選手となると思います。コンディション的にも良くなってきていますね。今後の起用に期待しましょう!

選手の復帰と相馬監督の進化があればまだまだ戦える!

その後まさかの追加タイム6分でしたが、ヴェルディに上手くいなされ2-4で試合終了となりました。ゼルビアはリスクをかける後半15分までほぼ何も出来ませんでした。後半開始時に対策を講じられない時点で負けが決まってしまったのではないでしょうか。

ヴェルディ戦は監督が最もチャレンジできていないと思えました。準備の面でもずっと弱点を改善できていないままですし、采配も後手なのは相変わらずです。J2をくぐり抜ける器量があるのか問われています。

ゼルビアは資金・環境面は確かに他のクラブより劣っていますが、選手の能力に差は少ないし選手層も悪く無いはずです。選手の力を引き出せず、我々はチャレンジャー、これしか無いと自分で固執・制限をしている監督のやり方が負のスパイラルを生んでいるように思えます。厳しいことを敢えて言いましたが、相馬監督のさらなる進化に期待しています!

我々は諦めない!その姿勢こそ真のチャレンジャー!

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ゼルビア戦士を支えゲームを最高に盛り上げる素晴らしいサポーター (公式サイトより)

ゼルビアが降格争いから少しだけ離れた位置にいるのは正直ラッキーです。ザスパ戦、横浜FC戦、ロアッソ戦でのラッキーに近いゴールがなければ勝ち点6は少ない状況だったかもしれません。今年は本当に厳しい戦いとなっていますが、頼もしい選手たちが復帰し始めました。これでエースの鈴木孝司も帰って来たらゼルビアは全然戦えると信じています!それまで何とか踏ん張って、第2クールは巻き返しましょう!頑張れゼルビア!!

 

(おまけ)美しいマジックアワーと粋なスイーツと鳥2人

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