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町田ゼルビア 3-3 ジェフユナイテッド千葉 困難の数だけ強くなる (2018 第28節)

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フォトギャラリー:明治安田生命J2リーグ第28節『ニュートンアドバイザーズマッチデー』vsジェフユナイテッド千葉 | FC町田ゼルビア オフィシャルサイト

2018 J2第28節。町田ゼルビア×ジェフユナイテッド千葉の試合は3-3の、ゼルビアからすれば痛恨のドローで幕を閉じました。

こちらからすれば勝てた試合を落としたのですが、ジェフは勝負を最後まで諦めないチーム。今回もそれを見事に見せつけられました。僕がジェフ戦を観るといつもこうなのです。いや流石のラスボスっぷりでした…orz

第28節はこんな記事も書いています。良かったらご覧ください。

じぇふともさんに聞いてみた マッチレビュー

4-3-3に固執するジェフとの対決

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4-4-2のゼルビアは中盤より前のメンバーは前節と同じです。しかしDFラインに変更がありました。横浜FC戦で負傷しながらも試合に貢献した下坂を休ませ、左SBに奥山を配置。そして右SBは大谷、CBは深津と藤井です。スピード不足が懸念ですが、ジェフのラリベイを封じる為に高さを選択したのだと思います。

ジェフはエスナイデル監督が固執していると言っても良いアンカー配置の4-3-3です。5レーンを意識した攻撃で相手を崩すことを理想とする陣形で、強力な攻撃力を備える反面、失点の多さも目立ちますが多用する布陣です。スタメンは夏に加入した工藤、下平を起用しCFにラリベイ、WGに為田と船山を配置しています。

両者の対戦はハイプレス対決と言うことも出来ますが、ジェフはポゼッションの一環として高い位置でボール奪取を図りたいチームで、ゼルビアは相手を封じ込めカウンターに繋げたいチームであり、ハイプレスを行う目的が異なります。極端に言えばジェフはハイプレスをしなくても良いチーム、ゼルビアはハイプレス無くして成立しないチームです。その対決やいかに…

前半 ジェフのポゼッションを無効化

試合開始直後からジェフはゼルビア対策と言えるサイドチェンジを駆使してゼルビアにハイプレスをさせず押し込みサイドから勝負を仕掛けます。ゼルビアのサイドの選手は大外に張るジェフのWGの対応をしなければならず、CBは中央のラリベイをケアする必要があり、このままではハーフスペースを狙われてしまいますがゼルビアはしっかりと対策を講じていました。

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ボールサイドのCHがハーフスペースに入るジェフのIHをマークし守備陣をカバーします。パスの出しどころを見出せないジェフは、アンカー経由で後方でサイドチェンジを行い縦パスからゼルビアの裏を突こうとしますがゼルビアは対応します。

ジェフはアウェイだからかサイドで数的に同数でもほぼ仕掛けませんでした。そうなれば怖いのは不意の裏狙いだけですがラリベイのスピードにも助けられて守り切ることが出来ていました。

自陣のブロック守備でジェフの攻撃を防ぐことが出来たならば反撃開始。ボールを回収すればジェフもハイプレスを仕掛けますが素早い縦パスやアウトオブプレーを駆使してそちらも無効化。そしてゼルビアが押し込みます。その中で平戸がハーフウェイラインからロングシュートを狙うなど好調を予感させていました。

ゼルビアが前ががりになればジェフも黙っておらずカウンターを狙います。そのような一進一退の攻防が続く中、ジェフのオウンゴールでゼルビアが先制点しますが、その前に素晴らしい動きがあったので紹介させてほしいです。

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左サイドでのスローイン。受け手の土居の背後にいる裕希さんに注目してしててほしい。

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最初の混戦でジェフにボールを回収されるも予測しており即カット。主審の背後にいる裕大が回収しに行く。

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しかし裕大回収出来ず。ボールも逆サイドに流れ被カウンターのピンチ。裕希さんは裕大が飛び出したためカバーに回っており、カウンターもいち早く察知。

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ジェフが縦パスを入れてスピードに乗り始める所でボランチ位置まで走って戻った裕希さん。大谷とのプレスバックで被カウンターを阻止。素晴らしい守備対応でした。そしてカウンターを上手く行えなかったジェフはボールを外に出してしまい、ゼルビアのスローインの対応でファウルを犯してしまいセットプレーから得点が生まれた訳です。

ゴールの裏に裕希さんの危機察知能力と献身的なネガティブトランジションあり。これが出来ている内はゼルビアは強いです。

その後のジェフはアンカー落としやGKを絡めたビルドアップから前線にロングボールを入れる攻撃を多用します。これは神様に祈るのみ🙏✨少しでもジェフがもたつけばリトリートしたゼルビアが攻撃を阻止します。良くない流れではありますがしっかりと対応できています。

守ることが出来たならばチャンスは訪れます。と言うかゼルビアのチャンスの作り方はやはりクレイジーです。ボールを奪取後、相手がいることなど御構いなしに同じボールサイドから前進を図るので、ジェフも即時奪取を図ろうと厳しく当たりに来ます。その結果ファウルを得ようものならロングボールで一気にファイナルサードに押し込み、人数をかけてサイドアタックを仕掛け唐突にチャンスを作ります。その集大成が2点目のゴールでした。

改めて思うけど、こんな攻撃が主パターンのチームなんてねえわ!(良い意味) キレキレの平戸は見事でしたが、ボールに絡んだ大谷、裕希さん、森村含めて全てがクレイジー!流れ、トランジション、無いなら無理矢理でも奪うと言わんばかりの強引な攻撃によりゼルビアが理想的な結果で前半を折り返します。

後半 諦めないチーム それがジェフ

後半ジェフは工藤に代えて矢田を投入。ハーフスペースだけでなく大外でもボールに絡みます。ゼルビアは前半同様にブロック守備でボランチ1名がDFラインに加わり対応します。

前半に引き続き守備に問題は感じません。決定機はゼルビアの方が作っていました。そして64分に再びジェフをハメて3点目をゲットします。

ジェフの自陣でのスローイン。ゼルビアは包囲網を形成しボールを奪取。奥山と孝司がアンカー脇のスペースを使い相手を引きつけ、裕希→森村と経由して平戸がキレキレのターンから2得点目を決めました。スローインを積極的に狙うゼルビアに対して雑な縦パスはショートカウンターの餌食。理想的な得点です。

後は上手く時間を使うのみ。70分に疲労からミスが目立ち始めた土居に代え杉森を投入。左サイドからジェフの守備陣を崩しに図ります。しかしその機会があまり来ないままゼルビアは立て続けにPKを取られて3失点してしまいました。PKはすべて妥当な判定と思われます。

1つ目。おっくんのハンドの判定。これが一番勿体無かったか…。腕を上げてから体を捻ってクロス阻止を図ってしまいました。ここは全力で走る必要の無い場面なので手を後ろに組んで対応する場面でした。

2つ目。スローインから後方の各駅でサイドチェンジをされてスライド対応をしていたところに左SB下平からCF指宿に縦パスを入れられて深津が入れ替わってしまいファウル。一か八かの守備をする深津なので仕方ないが落ち着いて対応して欲しかったです。

3つ目。ファウルからのロングボールでおっくんが指宿と競り合うミスマッチを作ってしまった。その後の船山の縦突破からのクロスを深津がハンド。全力で走りフェイントにも掛かりながらもクロスを阻止した結果、腕に当たってしまいました。

ふぅ…。3つとも改善すれば今後は防ぐことができそうな点がありますね。その最もたるはクロスはコース限定さえすれば上げられても良いと割り切ることでないかと思います。そうすれば味方が弾いてくれるかもしれません。怖いのはより失点の可能性が高いPKであり、ハンドによる退場のリスクです。その最悪のケースを防ぐために優秀なDFは手を後ろにして組んで守る方法を選択しているのだと思います。

試合の方はこのままドロー。首位の松本山雅との対戦前に痛い引き分けとなりました。しかしゼルビア戦士はこの試合で成長し今度は見事な守備を披露してくれて、この困難な状況を乗り越えてくれることでしょう。チームは既に次に向けて気持ちを切り替えています。引き続き僕もゼルビアを支えたいと思います。

選手・スタッフの皆さん。ファン・サポーターの皆さん。今節もお疲れ様でした。と言うわけで次のゲームはアウェイの松本山雅戦です。今回の引き分けで山雅さんの首位独走を助けてしまいましたが狙うは勝利のみです。僕もアルウィンに行きますので、スタジアムへ行く方もそうでない方も皆でタオルマフラーを振り回し応援しまくりましょう⭐️それでは‼️

 

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