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鹿島アントラーズ 5-1 町田ゼルビア 夢の終わり そしてフットボールは続く (2018 天皇杯3回戦)

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フォトギャラリー:天皇杯JFA第98回全日本サッカー選手権大会3回戦vs鹿島アントラーズ | FC町田ゼルビア オフィシャルサイト

2018 天皇杯3回戦。野津田で行われた鹿島アントラーズ×町田ゼルビアの初対決は5-1で敗れました。点差通りの完敗です。ゼルビアはアントラーズ相手に自分たちのスタイルが通用するのか勇敢にチャレンジしましたが、全く歯が立たなかった印象でした。

アントラーズ選手のスキルとフィジカルの素晴らしさにただただ感服するしかなく、僕のタオルマフラーも試合後は肩の上で呆然と垂れ下がっていました。強い…。この試合を見たゼルビアサポーターはおそらく同じ様な想いをしたことでしょう。そしてこうも思っているはずです。

いつかはこのクラブに勝ちたい!見ていろ!

鹿島戦はこんな記事も書いています。良かったらご覧ください。

予習メモ マッチレビュー

伝統の4-4-2 vs コンパクト4-4-2

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ゼルビアは相手がアントラーズであろうとスタイルを変えることはありません。そしてフィジカルを考慮したメンバー起用で臨みます。GKは髙原。守備ラインはCBが深津、そしてこの試合に闘志を燃やす藤井。SBは大谷とおっくん。中盤はハンジェと土岐田のフレッシュなベテランコンビ(笑)がCHに、SHには土居、そしてこれまたこの試合に闘志を燃やす平戸。FWは実は夏男か?戸高とエース孝司をスタメン起用してきました。裕大、杉森、裕希さんらはベンチスタートとなりました。

一方のアントラーズは伝統と言えるブラジルスタイルの4-4-2。GKは未だハイパフォーマンスを発揮する曽ヶ端。CBはW杯で活躍した昌子はやはり不在。そして翌日ベルギー移籍が発表された植田も不在のなか、西と犬飼を起用。SBは内田、安西と我々には眩しいコンビ。CHはお馴染みの永木と三竿。SHは遠藤と期待の若手安倍。FWは土居聖真と鈴木優磨の実力派イケメンツートップです。

アントラーズがリーグ再開に向けたガチメンなのかはちょっと分かりませんが実力に差がある事は確かでしょう。両チームとも自分たちの得意とするスタイルを発揮できるかが勝敗のポイントとなります。

ゼルビアのメンバー発表の時に、アントラーズの応援席から相馬監督も含めた元アントラーズ組に対してブーイング。「お前らの事は今でも応援しているぞ!」のリスペクトが込められた檄。鹿島ファミリーの熱い想いに敬意を表します。

そして未曾有の豪雨災害で亡くなられた方に黙祷を捧げ試合は始まります。命を落とされた方々に心よりお悔やみ申し上げます。

このブログの参考にしているファジアーノ岡山の素晴らしい分析ブログを書いていらっしゃるゼロファジさん(ゼロファジ (@ZeroFagi) | Twitter)も被害に遭われてしまい、被災の様子を手記で詳しく書いておりました。

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この記事は被災と言うものを知り、体験を感じる上でも必読だと思います。ゼロファジさんは拡散やサポートをお願いしていますので、サッカーファミリーとして元の生活に戻れるように、そして岡山の皆さんを元気にする素晴らしい記事が読める日が来ることを心より願い、みんなでサポートしていきましょう!

圧倒的な質の違い

いつもは前半から圧倒するゼルビア。アントラーズ相手にも同じようにチャレンジしますが、わずか5分ほどでアントラーズにゲームを支配されてしまいます。

アントラーズは前情報通りビルドアップ時にCHが1枚降りてきて、SBが高い位置に移ります。更にはゼルビアのコンパクトなハイプレスをガン無視して逆サイドのSBとSHはワイドに開きパスが来るのを待ちます。

しかしゼルビアはボールサイドの10対8の数的優位を活かすことが出来ません。アントラーズはボール回しで、まるで赤子の手をひねる様にプレスを回避してからサイドチェンジでチャンスを作り出します。そしてゼルビアは10分で失点してしまいます。

今年はセットプレーの守備で崩れることが少なくなって来たのですが、こうもあっさりと欠点を突かれるとは…。以降も全然ボール取れないし、プレスがかけられない位置でビルドアップするしサイドチェンジの質が高い…。アントラーズの逆サイドでフリーの選手に簡単にボールが渡る…。こうもスキルの質が違うとは!

ゼルビアの2失点目。今までJ2である程度通用してきたハイプレスもJ1トップレベルの選手たちの前ではまだまだでした…。もっと厳しくプレスに行くことをゼルビア戦士に望みますし頑張ってほしいですが、これが実力の差なのだと痛感しました。

それに対してアントラーズのネガトラの速さよ…。ミドルサードでゼルビアがボール奪取し前へ進もうとしても後方から猛ダッシュしてボールを奪い返す。これを全選手が当然のように行う組織力。ゼルビアにとっては全てにおいてがまさに圧倒的でした。

J1との決定的な差 フィジカル

ハイプレスを回避され、いとも簡単にサイドチェンジされてしまうゼルビア。後半はメンタルで何とか持ちこたえ頑張りましたが、大きな流れを変えることが出来ず。ハンジェに代え裕大が出た後の61分。MF-DF間が空いた所から崩され、後退中に相手とやや接触してバランスを崩した藤井のオウンゴールを誘発します。

これに関しては藤井を責めるつもりはありません。むしろ悔しがる姿に熱くなるものを感じました。それよりも前線の選手のプレッシングやマークが止まってしまったことにこの試合のジ・エンドを感じました(諦めたとは言っていない)。

僕は昔からJ1とJ2チームの最も大きな差はフィジカル面だと思っています。特に強いチームはスキルの質も関係し、スタミナの低下が緩やかでゼルビアの様なスタイルでは後半確実にやられてしまいます。64分、スローインからだったか覚えていませんが、自陣で守るゼルビアですが、あっさりとサイドを変えられてペナ角からのクロスを鈴木優磨に決められて4失点目。

それでもゼルビアは裕希さんを投入し戦い続けます。そしてアントラーズの強度がようやく落ち始めた75分に戸高が得意な角度からのシュートでゴール!アントラーズに一泡吹かせることが出来ました。意地の一発!ナイスゴール!

ゼルビアは76分に土居→杉森の交代で何度か決定機を迎えますがゴールならず。ゼルビアが攻撃重視になればアントラーズは黙っていません。素早いポストプレーからもはやスポットだらけのゼルビアを崩し、最後は遠藤に落ち着いて決められました。と言うか80分辺りで高度なシュートスキルを見せつけられました。そして試合終了、完敗でした。

そしてフットボールは続く

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フォトギャラリー:天皇杯JFA第98回全日本サッカー選手権大会3回戦vs鹿島アントラーズ | FC町田ゼルビア オフィシャルサイト

アントラーズと対戦すると言う夢のような時間、ゼルビアの今年最大の挑戦とも言える戦いは終わりました。アントラーズとは資金、環境、歴史…全てに大きな差を痛感する様な大敗でした。この試合を見た率直な感想は、今のゼルビアでアントラーズに勝てる日が来るのか正直分からない。でした。

でも…

でも!!

僕たちはいつの日かゼルビアがアントラーズの様なクラブにも勝利する日が来ることを信じています!前を向いて、スタジアムに訪れ、ゼルビアを支え続けて…そして強くなるゼルビアをこれからも見届けていきます!アントラーズが25年かけてレアル・マドリーを苦しめるチームになった様に。いつかその位置に町田ゼルビアが辿り着ける様に!

「そしてフットボールは続く」

その言葉通りフットボールに終わりはありません。こらからも新たな夢に向けてゼルビアを応援しますし、そのようなゼルビアファミリーがこれからもどんどん増えると信じています。皆で町田ゼルビアを盛り上げていきましょう!!

選手・スタッフの皆さん。ファン・サポーターの皆さん。今節もお疲れ様でした。お次のゲームはアウェイのロアッソ熊本戦です。天皇杯だけに集中しているとJ2でもやられてしまいます!我々は常にチャレンジャー。気持ちを切り替えて情熱のロアッソに挑みましょう。今回はここまで。次のプレビューでお会いしましょう。それでは⭐️

 

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