アビスパ福岡は臆する相手では無い 町田ゼルビアは果敢に勝負を! (2017 第7節プレビュー)
町田の色々な所で桜が見頃を迎える。気温も暖かくなり始め、明るい春の空色が輝いている。悲しいかな町田ゼルビアにはまだ春が訪れない。負傷者、ホーム未勝利などの悲しい話題。ゼルビアは暗いムードを払拭するためにアウェイの地でアビスパ福岡に打ち勝ちゼルビスタの心を春色に染めてやらねばならない。なんなら僕のタオルマフラーも桜色に染めてくれて構わない。ちなみに今年のタオルマフラーはデザインが良い。買い替えるなら今年はオススメする。
今週のニュース。中島裕希がJ通算400試合を達成した。J1で95、J2で305試合の出場である。鹿島→仙台→山形と渡り歩き、プロ14年目の昨年にゼルビアに加入。柳沢や赤嶺など様々なライバル達と競争しながら活躍した苦労人でもある。昨年はキャリアハイの14ゴールを挙げ全試合出場。ゴールもチャンスメイクもしてくれる熱き万能FWとして春の快進撃と7位の成績に貢献してくれた。来てくれて本当にありがとう。そして今年も頼む。ゼルビアの命運は全ては裕希にかかっている!
さて明日の対戦相手はアビスパ福岡だ。J1の挑戦は1年で幕を閉じ再び昇格を目指すチームだ。監督は井原正巳。懐かしの日本のリベロも監督姿が様になってきた。アビスパは3バックも4バックも可能。手持ちの選手、相手に合わせ様々なフォーメーションで挑んでくる。今回はゼルビアに合わせ4-4-2となり、はじめの内はミラーゲームとなるのではないか。
補強も上手くいっている様子。GK杉山、DF岩下、MF山瀬、FW松田、ポッピ、そしてレンタル帰りで生え抜きの石津。戦力として活躍している。元ジュビロのジウシーニョも加入。更に主力メンバーは軒並み残留。チーム力は高い。エースのFWウェリントンは厳しくマークしないと得意のヘディングで簡単にゴールを奪う身体能力が高い非常に危険なプレイヤーだ。アシストの供給源も断たねばならない。特にSB両名は要注意。亀川はロングスローもあるし、駒野はコンディションが戻ってきた。駒野の顔に似合わないあのプレースキックの精度は相変わらずのようだ。警戒したい。
サッカー通ならボランチに注目。三門はデータ上、攻守にわたりポイントが高い。そしてダニルソンが出るかどうか…。J屈指のボランチの出場あるいはパフォーマンスがアビスパの原動力となっている。その他為田がどこまで成長しているかなど注目したい点は多いが相手チームを褒めるのはもうやめよう。
ゼルビア側からポジティブになれる点もある。アビスパはシュート数が多く攻撃的なチームだがゴールのほとんどがセットプレーだ。ウェリントンに簡単にボールを預けない状況を作り出せばこちらにもチャンスは訪れる。そして守備が凄いかと言われると、まだそうでもない。岩下の補強は大きいが忘れてはならないのはアビスパは守備が崩壊して降格したチームだという事。GKと守備陣の連携は再構築中。ダニルソンのパフォーマンスも完全ではない状況。後半はこちらにチャンスが必ず訪れる。ゼルビアはそこを狙おう。中島裕希が絶えず勝負を挑み、新加入の吉田眞紀人がトドメを刺す形に期待だ。そして忘れてはいけないのは2015年の天皇杯では我々がアビスパに勝利しているのだ。気持ちで臆する相手ではない。勇気を持って果敢に勝負を挑もう!さあ次こそ開幕だ!!(続く→)