町田ゼルビア MF選手 2018年J2前半戦 総評
2018年のJ2リーグは既に後半戦に突入しています。町田ゼルビアは第24節を終えて2位と昨年に比べると驚く順位で頑張っています。
このまま頑張れゼルビア!と期待を込めて、ゼルビア戦士の前半戦を総括してみたいと思います。今回はMF選手です。なお祐也と杉森はここで、戸高はFW、土岐田と奥山はDFとして紹介いたします。
※選手の写真は公式サイトより。またデータはFootball LAB より引用しています。また文章の数字は第23節+天皇杯の出場データを記載しています。
※他のポジションについては下記リンクよりご覧下さい。
- 【センターハーフ(ボランチ)】
- 6 李 漢宰
- 15 井上 裕大
- 24 ロメロ フランク
- 29 森村 昂太
- 【サイドハーフ】
- 7 杉森 考起
- 8 平戸 太貴
- 11 中村 祐也
- 14 吉濱 遼平
- 19 土居 柊太
- MF総括 全体的にフィット 更なる進化を
【センターハーフ(ボランチ)】
6 李 漢宰
李漢宰 2018 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
2試合出場
今のゼルビアの礎を築いてくれた魂の戦士ですが昨年から世代交代の波にのまれCHとして4番手の選手となっています。
どうしても攻守の切り替えが遅いと思う場面は昨年からしばしば見られましたが、ポジショニングでそれを補えず中盤が無力化することもしばしば見られました。
しかしプロフェッショナルな姿勢を示して戦うハンジェをゼルビスタは愛しています。大ベテランの域となりますが、ポジショニングの達人になればまだまだやれるはず!頑張れ!
15 井上 裕大
井上裕大 2018 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
23試合出場 1アシスト
リーグ戦でフル出場中。ハンジェの後継者としてゼルビアの魂を引き継ぐ選手へと成長しました。キャプテンシーを発揮して中盤を支え、ボール奪取力もスキルアップ。警告よりもチームの勝利を優先するプロフェッショナルなハードタックル。何より積極的なポジショニングからセカンドボール絶対拾うマンの位置を確立し、ゼルビアのスタイルにマッチした無くてはならない存在です。
キープ力でもう一回り成長を見せれば文句なしのCHと言うところまで来ていると思います。裕大の成長がゼルビアの命運を左右することになるでしょう。
裕大キャノンが決まると嬉しすぎてハゲる!
24 ロメロ フランク
ロメロフランク 2018 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
15試合出場 2ゴール (グラフは2016シーズン)
間違いなくゼルビアを1つ上に押し上げたプレイヤーの1人。キープ力があり攻撃意識が非常に高いMFです。ゼルビアが敵陣で圧力をかけるのに必要な要素を持ち合わせており、チームにも素早くフィットしました。
近年は怪我がちなのが惜しいですが、ロメロのプレーに影響されたのか森村が躍動する切磋琢磨の状況をもたらしています。補強出来て良かった!後半戦を戦い抜くためにもロメロのコンディションが上がることは非常に重要です。
決定力が物足りないのはご愛嬌。
29 森村 昂太
森村昂太 2018 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
19試合出場 1ゴール 2アシスト
開幕当初はロメロの加入でリザーブになることが多い中、ロメロ負傷後にスタメンの座を奪い返し現在はレギュラーとして活躍中です。熱かったのはヴェルディ戦で東京魂に火が付き、美しいロングフィードやゴールを決め自身の存在を知らしめる活躍ですね。
左足の精度を除くと平均的な能力ですし、昨年同様に70分程で交代となるケースが多いのですが、積極的な攻撃参加など適応力の高さが特徴でもある貴重なセンターハーフです。トラップが上手ければもっとやれる選手です。
マーシー!!(意味なし)
【サイドハーフ】
7 杉森 考起
杉森考起 2018 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
23試合出場 2ゴール 3アシスト
ゼルビアを1つ上に押し上げたプレイヤーの1人。まさか名古屋の至宝がゼルビアで見られるなんて夢にも思わなかったです。その縦への突破力はヤザーを失ったショックを吹き飛ばしました。
本人は結果に残る数字を出すことに燃えていますが、ゼルビアのコンパクトサッカーで持ち味が活かせない試合も多いです。しかしそんな時でもCK獲得するマンとしてタスクをこなす影の功労者でもあります。
シーズン当初はFWとしての起用でしたが、現在はSHとして攻守に渡り献身的な動きを見せています。両方の攻撃ポジションを経験することで予想以上にゼルビアのスタイルにフィットしました。ゾーン守備は既に会得済み。クロスの精度にむむっとなりますが、課題を克服したら手が付けられなくなるでしょう。
後半戦も楽しみな選手であり、来年レノファとかヴォルティスあたりにレンタルされる気がして1人ビクビクしています。
杉森考起は止まらない! pic.twitter.com/oeJerau590
— おこしやすゼルビアブログのTanaLife (@TanaLife) 2018年4月9日
スタミナもあるし怪我も少ない良い選手です。名選手への道はすぐそこまで来ています。
8 平戸 太貴
平戸太貴 2018 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
24試合出場 3ゴール 11アシスト
祈るしかない。
ゼルビアが後半戦も6位以上を狙うために、セットプレーがゴールに繋がるように、我々は平戸に祈るしかないのである。
敵陣でのキープ力やパス精度など昨年からの課題はありますが、全てをもみ消してしまうセットプレーでのアシスト。ありがたやー!最後まで走れるスタミナと落ちないキックの精度はさすがアントラーズ育ちです。
天皇杯3回戦のアントラーズ戦にも出場。しかしゼルビアは大敗し平戸自身もアントラーズのスタメン選手との差を痛感したのではないでしょうか。鹿島に戻るのであればおそらくボランチをやる事になるでしょうから、厳しいプレッシングを交わすスキル、アンカー落としから的確に急所を突く判断力などを養う必要があります。危機感を持って壁を乗り越える力がえるのが平戸の最大の特徴です。後半戦、更なる成長に注目しましょう。
お布施として皆でグッズを購入すればシーズン終了時にはご利益があるであろう⛩🙏✨
11 中村 祐也
中村祐也 2018 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
12試合出場 1ゴール 3アシスト (グラフ無し)
今シーズンは主に左SHとしてスタメン起用され、敵陣でのボールキープと逆サイドでの攻撃時にゴールを狙うタスクをこなしていました。またFWとして孝司の代役も果たしていました。
祐也の欠点は周知の通り怪我が多いことです。第14節のカマタマーレ戦で不安にも負傷交代してしまい、その後の出場はありません。その間に杉森が左SHで祐也不在の穴を埋める活躍をしています。
第21節アビスパ戦でリザーブに復帰した天才が、後半戦にコンディションを高めて再びレギュラーに返り咲くことが出来るのか注目です。
お父さんのブログで早く安心させてあげてください!
14 吉濱 遼平
吉濱遼平 2018 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
17試合出場 4ゴール 2アシスト (グラフ無し)
適応したよ!昨年はしっくり来なかったけど危機感を覚えてチームプレーに徹したらしく、ゼルビアに必要不可欠な選手へと変貌を遂げました!
攻守に渡り献身的なプレーが出来るようになり、攻撃的プレッシングも会得。そして左利きのテクニシャンを右SHに配置する意味。逆サイドでチャンスを作る際に、横方向をコンパクトにすることでFWの様な位置でラストパスを待ち、左足でシュートが撃てるメリットを活かせる様になりました。ヘディングが苦手なのはご愛嬌。しかし讃岐戦では滅多に見れないヘディングゴールが決まりました。
熱い魂と平戸をいじるダーティさを持ち合わせる水も滴るイケメンです。怪我の具合が心配ですがまずはしっかりと治してほしい!
平戸には祈ってないけどね
— 吉濱遼平 (@ryohey1029) 2018年7月2日
19 土居 柊太
土居柊太 2018 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
5試合出場 1アシスト (グラフ無し)
第17節の愛媛戦で初登場。天皇杯では2戦とも先発起用された期待度の高い大卒ルーキー。
うーむ、まだ特徴が掴めん!足は遅くない程度しか分かっていません。それでもルーキーながら相馬監督からチャンスをもらっているのはトレーニングでアピール出来ているからでしょう。まだまだ試合で能力を発揮できていないと言うことですかな。変なサッカーに触れて大変な1年だと思うけど、頑張れ!
あだ名を「ぽん太」と呼びたいのだがどうしてなのか調べたら「土肥ポン太」と言う芸人がいらっしゃった。なので「ぽん太」に決定!好きな食べ物は満月ポンです!頑張れ!
MF総括 全体的にフィット 更なる進化を
中盤はゼルビアのゲームモデルであるコンパクトスタイルが昨年以上に浸透しています。と言うかやれなくては能力が高くても出場機会が与えられません。その中で何名か負傷者が出ているにも関わらず、戦術が機能している事が選手層の厚さを証明しています。(これ以上の怪我人はヤバいですが…)
ロメロや杉森と言った新加入選手に触発され、全体的な選手の成長が出来ています。後半戦も平戸や杉森など活きの良い選手を中心にチャレンジャーとして相手に挑み、その中で更なる進化を遂げることが求められます。具体的には外に出ても厭わないロングボール戦略を減らしてボールサイドから崩す形を増やすこと、逆サイドのSHの決定力の向上、相手ボールホルダーとのデュエルの勝率などを進化させたいです。
そうでなければ困るのは来年の自分たち。絶賛活躍中の平戸や杉森がいないゼルビアを想像するとまだまだです。この流れにずっと乗るためにも中盤の選手たちの活躍、一層期待しています!
と言うわけで今回はここまで。お次はDF編でお会いしましょう⭐️
ゼルビアブログもJ1の舞台を目指します!
ゼルビアブログを世界へ!!
励みになるのでSNS拡散やクリック応援よろしくお願いします。