TanaLifeの町田ゼルビアブログ

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町田ゼルビア ドローまあ良しで終わってはいけない vs大分トリニータ (2017 第15節)

(←プレビューへ) 町田は14時位に気温が30℃を超え真夏日だった様だ。ビールが飲みたくなる絶好の観戦日和。町田ゼルビアはホームに大分トリニータを迎え、激戦の末2-2のドローで幕を閉じた。内容的には押され気味な展開が多く、相手は強敵トリニータと言うことを踏まえドローと言う結果に対してあなたならどう捉えるか?悔しいが勝ち点ゲットはまあ良し。と思いたかったが、今後のために敢えて厳しい目線で振り返れればと思う。

スタメンに星野の名が!

試合前のスタメン発表からゼルビスタは興奮を抑えきれない方が続出した。出場停止の怜大に代わり左SBに星野悟が名を連ねる。大怪我から1年ぶりに帰って来た。安定したプレーを見せ始めての怪我だったので復帰できて本当に良かった。また、サブには再び戸高の名が。この時点で僕とタオルマフラーは胸熱である。ツートップは希望通り裕希と戸島。右SHに重松、ボランチにハンジェが起用された。今日のゲームの期待が高まるばかりだった。

ゼルビアのスタメンは以下の通り。

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ゼルビアは4-4-2、トリニータは3-4-2-1とお互い得意のスタイルで真っ向勝負する形となる。コンパクトなハイプレス 対 サイド重視のパスサッカーの構図。ゼルビアはコンパクトな分、逆サイドから攻め込まれるのは仕方がないのだ。上手くカバーをして跳ね返し、自分達の時間帯を作り先制するかがポイントだった。

逆転するも追いつかれる

立ち上がり10分位でのヤザーのクロスからの重松のヘディングで先制できなかったのは残念だった。重松は実は空中戦が強いので理想的なシーンだったがゴールの隅を狙えなかった。チャンスの後はピンチが来るものだ。前半18分、右サイドで戸島のポストプレーのロストからカウンターが始まる。ロングフィードでサイドチェンジされアタッキングサード付近に進入される。中央の林が楔に入り逆サイドにはたき、後藤に一旦タメを作られ外を回る黒木にパス。黒木が角度のない所から意表を突くシュート。ゼルビア守備陣、そしてGK高原も相次ぐサイドチェンジからのクロス警戒の位置取りのため、反応も鈍くシュートを弾き切れず失点。勝ちたい気持ちのこもった思い切りの良いゴールだ。残念なプレーなのは高原でなく戸島だ。浅い位置でポストプレーをロストすると簡単に失点する。不得意かもしれないが孝司はロストしない。決して負けてはいけない。

だがすぐに追いついたのは素晴らしかった。前半25分ハンジェのFKからソンギが折り返し、裕希がシュート。こぼれ球を大谷が押し込み同点!パワー勝負なら負けないと信じていたし、後半に逆転できると確信した。後半開始早々にその予想は的中する。CKから戸島が汚名返上のヘディングゴール!上手く勝ち越した。後は相馬監督の采配で逃げ切るだけだ。

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星野(左)と戸高(右)の出場にスタジアムは沸き上がった(公式サイトより)

しかし…ゼルビアはやはり逃げきれない。トリニータがFW林→伊佐に変えてから流れは相手ペースとなる。サイドチェンジを有効に使われクロスを入れられる展開が増える。高原が守護神となりゴールを許さないがゼルビアはスタミナが尽き始める。そして後半23分にCKから伊佐に合わされて失点。裏からニアに入る選手を捉えきれない。セットプレーの守備は完全に弱点だ。ゼルビアはCKを与えない様に守る必要がある。トリニータは後半サイドからこちらのCB2枚の間を狙う攻撃を仕掛け、シュートまで直結させCKになる場面が増えてしまった。これを今までも寸断できていないため逃げきれない事が多い。相馬監督はこの課題について最後までスタイルを貫くことで克服したい様だが、試合終了後の選手の疲労具合を見たであろう。負担が大きい上に結果が出ない。

課題克服の提案 アンカーの配置

相馬ゼルビアのスタイルを貫きつつ、ゲームを上手くクローズさせる方法はあると思う。終盤はアンカーを配置すべきである。ハイボールを跳ね返し、こぼれ球を拾い、CBのカバーをこなしサイドチェンジによる極端なピンチを防ぐ事が出来る。前線はFW1+MF4でハイプレス出来ることはアビスパ戦で証明済みだし、追加点も期待できる。以下に今日のメンバーで4-1-4-1を当てはめてみた。あなたならどう思うだろうか。

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(今日は終盤に怪我から復帰の戸高が2014年以来の出場を果たし才能の片鱗を見せたのは熱かったし嬉しかった!)

何か新しいアイデアが無いとまた夏場の失速パターンを迎えてしまう。そう感じたゲームであった。毎年同じようなパターンなのを多くの観客は知っている。今シーズンお客さんが入らない要因の一つだろう。逃げきれないのが続くのはストレスがものすごく溜まる。一般の観客ならストレスをもらいにお金を出してスタジアムに来るのはイヤである。ゼルビアの今後に注目しよう。

余談 観客全員を熱くさせるコールで来客増を

ゲームについては以上だが、お客さんの入りを+one する方法についても少し書きたい。ゲーム内容やスタジアム環境など抜きにした場合に、お客さんにまた来たいと思わせるなら、熱くなる、そして一体感のあるコールを皆で怒号のように叫ぶのは効果があると思う。ゴール裏のゼルビスタは一生懸命叫んでいて、選手の背中を確かに押していて素晴らしいものだ。スタジアム全員を後押しする理想的なコールは難しい。でもあるのだ。選手も観客も後押しするコールは。他サポ事情は詳しくないけど、僕がこれはまた来たくなると思ったコールは2つ。ジュビロの前田コールとジェフのWin By Allコール。ジェフのは動画が残っていたのでご覧いただきたい。


フクアリで観ていたがすさまじい応援だった

あなたの魂に響くものがあるのではないだろうか。シンプルな3音の怒号と拍手だ。前田コールは良い動画が無かったがセリフが前田になるだけで同じようなコールだ。ゼルビアもそのまま採用でも良いと思うし町田コールとしても良いので新たな名物として勝ちたい時に皆で叫ぶのが良いのではないだろうか。今日は少し出しゃばり過ぎてしまってすみませぬ。とにかく言いたいのはもっと必死になる必要があると言うことだ。ゼルビアバカも!そうでない人も!楽しく頑張ろう!!

(追記)
6/21(水) 天皇杯のプレビュー記事を追加しました。