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町田ゼルビア 0-0 モンテディオ山形 裏狙いの誤用と分析不足 (2018 第36節)

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フォトギャラリー:明治安田生命J2リーグ第36節『イーグル建創マッチデー』vsモンテディオ山形 | FC町田ゼルビア オフィシャルサイト

2018 J2第36節。町田ゼルビア×モンテディオ山形の試合はスコアレスドローでした。木山監督の戦略に苦しめられたと言うのが一般的な見方だと思います。僕は前半を終えた時点で何となく杉森が決めて勝つだろうと見込んだのですが素人の予想など当てにならんものですはい。

第36節はこんな記事も書いています。良かったらご覧ください。

1.守備分析 2.攻撃分析 マッチレビュー

4-4-2 vs 3-4-2-1

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ゼルビアは2週間ぶりの公式戦となります。中盤にメンバー変更がありました。今シーズン不動のレギュラーの1人であるCH森村がリザーブにも入っておらず平戸を右CHに配置。そして平戸の移った右SHには吉濱を起用してきました。左SHは引き続き祐也でした。

モンテディオはゼルビアが苦手とする3-4-2-1の布陣。前節と少しメンバーを入れ替えています。OH小林がリザーブにも入っておらず元ゼルビア選手の南を起用。左WB古部も久々のスタメン起用の様です。元ゼルビア戦士の怜大、栗山はCBとしてゼルビアの前に大きな壁となり立ちはだかります。怜大元気そうでした(*´ω`*)

僕の中では体育の日が過ぎるまでは夏。この日は気温も高く、選手もペースを考えなければならない状況でした。そして西日を避けるためモンテディオが攻撃方向を指定してゼルビアボールでキックオフします。

町田の攻撃はシュートチャンスを生み出していたか

モンテディオがゼルビアの様なサッカーを行ってきた。町田日和を見ると選手もその様な印象を受けていたみたいです。ゼルビアに合わせ空中戦はコンパクトな5-4-1で対応しセカンドボール回収から素早く攻めるスタイルを仕込んでいました。右サイドからはアルヴァロ・ロドリゲスがドリブル侵入、左サイドは楔のパス→2人目が縦パス→南や古部が裏抜け、と言った攻撃が印象的でした。

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楔のパスを落として3人目の選手が抜け出す攻撃を「レイオフ」と言ったりします。33分のモンテディオの攻撃(ハイライト動画1:58〜)の様な動きが何度か見られ、ゼルビアは自陣に後退する状況が何度かありました。※レイオフについてはとんとんさんの記事をご覧ください。

birdseyefc.com

それに加え中盤を越すシンプルな縦パスを織り交ぜながら押し込むモンテディオ

対してゼルビアはモンテディオの弱点である裏狙いをロングボールを多用しながら押し返しを図ります。しかしこれがあまり効果が無かった。

確かにモンテディオの弱点はDFラインの裏であり、何回かはチャンスに繋がります。しかしパスはゴールから遠いサイド寄りに出すため、要はクロスを上げるためにロングボールを出す攻撃が増えただけでした。シュートチャンスが少ない…。ちょうどゼロファジさんがサッカーの攻撃とは何ぞやと伝えています。

zerofagi.com

「シュートチャンスを作る+ゴールを決めるのが攻撃」です。裏が弱点の相手ならゴールに直結するパスをするべきです。どうしていつも通りなロングボール展開なのか、う〜む…(-_-;)

ワイのボヤきは始まったばかり。気晴らしに町田の様なワンサイドスタイル(だった)なライプツィヒの映像で心を落ち着かせてくだされ。

すみません、裏狙いの話はもう少し続くのです…。仮にシュートチャンスに直結するパスでなくてOKとしてもモンテディオに簡単に対処されるケースが多かったです。それでセカンド拾われて押し込まれる悪循環。何故か?それは山形側も今からロングボール蹴りますよと分かっていたからです。ちょうどヴェルディの田村選手が裏を取るとは何ぞやと伝えています。

ロングボールを蹴るときもテクニックがあるのですね。ゼルビアはまず素早く前にと言うチームですが、この様な攻撃も増やさないとシュートチャンスは増えないでしょう。

この試合は勝てると思った

なかなか上手くいかぬゼルビアの攻撃でしたが、ファイナルサードでのスローインからの攻撃は相変わらず秀逸でした。40分(ハイライト動画2:18〜)の攻撃は右からのクロスを左SHだが右サイドに位置取る祐也が素晴らしいトラップをして相手を抜き去り決定機。

しかし祐也は角度の無い所からシュートを撃ち外します。中で待っていた孝司が激おこでした。それもそのはず。

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左SHの祐也とFWの孝司はこの時だけポジションチェンジしているのです。攻撃時も片側に人数をかけるゼルビアは逆サイドのSHがフィニッシャーの役割となる事が多いです。吉濱がクロスを競るのはそのためです。スローインは投げるまでに時間が取れるので、決定力のある孝司をゴール前で待たせて、祐也はチャンスメイクする役割に変えるのです。なので目的から逸脱してシュートを撃ってしまった祐也におこだった訳です。

前半はスコアレスながらゼルビアの様なスタイルで挑んできたモンテディオが優勢の印象でした。しかし冒頭でも言いましたが、この時点で僕の中ではこの試合は勝てると思いました。

ふっふっふ…木山監督は気付いていない。

町田のスタイルはなぁ

後半にギアを上げるなんて出来ないんや!

振り返ってみてほしい!ここまでのゼルビアの34試合!おっ後半からエンジンかかった!なんて試合はあっただろうか!?いや無かった!!

後半はチームの強度が落ち今まで拾えていたセカンドボールは拾えない。それでも攻め、待っているのはカウンター。我々はそんな試合ばっかり見てきたんだ!今までの試合分の34倍返し、いや昨年からの鬱憤も含めて76倍返しにしてやるぜ!!(天皇杯は含めないでやるぜ!)

その機を狙わせていただく。

76倍返しプラン

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攻められる→守る→逆サイド→カウンター

以上!

町田のキーマンはスピードのある杉森しかない。ここからが本当の勝負!

モンテディオはやはり後半はギアが上がりません。ゼルビアは前半とは違い押し込む形が増えます。モンテディオは古部→汰木、阪野→ブルーノ・ロペスの交替で活性化を図るもあまり状況は変わりません。

心なしか76倍返しプランぽい攻撃も数回発動している。この機を逃してはいけない!ゼルビアは70分に2枚替えで祐也→土居、吉濱→山内(裕希さん左SHに移行)の交替。本当はこの時点で杉森出して欲しかったのですが仕方ない。相馬監督80分ですな?相手が一番苦しい時間帯から杉森を出すのでしょう!

痛手となる80分の交替取り止め

そして予想通りベンチは80分に杉森を呼びます。残り10分あればイケる!頼むぜ杉森!!

先に動いたのは木山監督でした。DH安西に替えてFW中山を投入。分析プレビューで紹介した3-5-2で勝負に出ます。

やはりモンテディオも勝ちに来たか!よしこれでカウンターのチャンスは更に増すぜ!76倍返しだ!頼むぜ杉森!!

 

と思ってベンチの方を見たらですよ

 

えっ? ( ゚д゚)

 

杉森の交替を取りやめてしまったのですよ

 

えっ? ( ゚д゚)

 

何を慌ててボード見ているの?

 

えっ? ( ゚д゚)

 

もしや…2トップ…想定してなかったの…?

 

…。

 

そしてベンチは考えをまとめ杉森を再び呼び、役割の説明を入念に行い、結局ピッチに投入されたのは88分。そしてATは3分…!

 

\(^o^)/ オワタ

 

残念ながら僕のタオルマフラーがこの試合で荒れ狂う事はありませんでした…。事前の分析で山形2トップあると想定していれば(してたのかもしれないけど)杉森の投入がぁぁぁぁ

…。

山形さんは流石の良いサッカーでした。また熱いバトルを行いたいものです。試合後はゼルビアユースの応援に駆けつけ、かいとを町田駅と宣言し、反省開をして、ゼルサポ聖地で終電を逃し、始発まで行きつけの店でマスター達と語り、トリニータ戦での77倍返しを心に誓う僕とタオルマフラーでした。

選手・スタッフの皆さん。ファン・サポーターの皆さん。今節もお疲れ様でした。お次のゲームはホームでの大分トリニータ戦です。選手もサポーターも前回敗戦のリベンジに燃える事でしょう!やってやりましょう!今回はここまで。次のプレビューでお会いしましょう⭐️それでは‼️

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