ジェフユナイテッド千葉 2-1 町田ゼルビア 恋は盲目 (2017 第40節)
公式サイトより
(←プレビューへ) 2017 J2第40節。好天に恵まれたジェフユナイテッド千葉 × 町田ゼルビア の戦いは残念ながら1-2で敗れてしまいました。立ち上がりのジェフの素早い攻撃に付いて行けず圧力にも屈した最初の25分…。もったいなかったなぁ。。。
ゼルビアは9試合未勝利。チームとして成長しているとは言えず、9月から厳しい状況が続いています。サポーターもこの状況には複雑な心境になっています。
戸島をトップ起用 CBはソンギがスタメン
ジェフのシステムは予想通り4-5-1(4-4-1-1)でした。ただ左SHは清武でなく為田を起用してきました。サイドチェンジからスピードに乗った攻撃に注意が必要です。
一方のゼルビアは戸島をトップに、SHは戸高と平戸を起用しました。ジェフのプレスを掻い潜りボールを運べるかがポイントです。また、CBはマグとソンギでした。長身FWのラリベイを警戒するためSB大谷も含め高さを揃えるゼルビア守備陣。スピード不足なのは否めないのでサイドチェンジされた後の対応などハイレベルな守備が求められます。
サッカー観戦に相応しい天気となりました。フクアリに到着した僕とタオルマフラー1号2号は早速楽しみにしていた喜作さんのソーセージと唐揚げを購入。いざスタジアムに入ると珍しくゴール真後ろの丁度良い高さの席がポツンと空いていたので確保。いやラッキーでした。フクアリはアウェイ席はゴール裏でなく隅っこだし緩衝帯もありますからね。久々に僕が最高のアングルと思っている位置からサッカーを観ることができそうです。(柵はしょーがない)
よぉし! pic.twitter.com/RPeKeVUK2G
— ドット画TのTanaLife (@TanaLife) 2017年11月5日
腹ごしらえも済ませ試合開始を待つのみ!フクアリは町田から2時間位で来れるしサッカー専用スタジアムなので応援に来たゼルビスタの数も多く盛り上がっていました!
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気合い入ってます!勝ちに飢えているゼルビスタ。とにかく勝利が見たい思い一心です。しかもたぶん5点位取ってくれないとモヤモヤは晴れないのではないでしょうか。
ちなみに2時間の移動なんぞ学生時代に成瀬-熊谷を片道3.5時間掛け、更にはアウェイ讃岐戦を深夜バスで遠征した僕にとっては楽勝です。ゼルビスタの戦う準備はできています。そんな中、楽しみにしていた試合が始まりました。
ビッグチャンスを逃した代償の2失点…
試合はゼルビアのチャンスから始まります。髙原のキックからセカンドボールを拾うと裕希にペナルティエリア内の手前で渡りシュート。これがDFに防がれるとジェフのカウンター、船山のシュートミスに助けられる展開でした。
その後の球際の勝負はジェフに分があって、いなされサイドチェンジから自陣に押し込まれるゼルビア。ジェフは局面でしっかりと三角形を作りながらボールを前に運ぶのに対してゼルビアはボールを奪えません。それでも髙原のゴールキックから戸島に当ててチャンスを作りゴール前の裕希に再びビッグチャンスが来ますがフェイントを入れたのが仇となり得点できません。
裕希さん…
開始1分のシュートを防がれて根負けしていたかもしれませんが、まことに恐縮ですが、いいですか裕希さん…
Developing Superiority For Goalscoring Positions | Jed Davies Masterclass - YouTube より画像引用
中央からペナルティエリアに侵入できたら4~5割の確率でゴールが決められるのです。美しいフェイントでしたが進行方向は2割程度のエリアです。最初に侵入したエリアこそゴールの黄金ゾーンです。恐れずシュートを打つのです…。
このビッグチャンスを逃したことによりそれまでも危うかったゼルビアの歯車は完全に噛み合わなくなります。球際で競らず、クリアボールも相手に渡してしまい、相手が前線に残っているのに闇雲にラインを上げてしまった結果、前半10分に奇襲を受け町田のクロスをソンギが処理できず反対サイトまで転がりフリーの為田に先制点を決められてしまいます。
その後も局所ではゼルビアもハイプレスを仕掛け、ボールを奪うことも有りますが中盤がボールを運べず潰されます。そして20分、ソンギによる不要なバックパスのミスから船山にボールを奪われ追加点を奪われました。
このシーンは言うまでもなくソンギは船山のコースをブロックすれば髙原が普通にキャッチできる場面です。ソンギはジェフの圧力に屈しいつもの気迫あるプレーが見られません。守備陣のポジショニングやクリアミスが続き髙原はどうしようもないよと言った感じでした。
結果論ですが裕希がチャンスを逃したことが致命的な2失点に繋がってしまいました。痛すぎる代償です。フクアリのホームクオリティ恐るべしとしか言えません。
30分を過ぎた頃からようやく落ち着いて来ます。しかし奥山はラリベイに抜かれた後に止めてしまい警告をもらい、残念ながら次の古巣レノファ戦に出場停止となりました。ジェフにもアクシデントで、SB乾が前半40分位に負傷交代となりました。大事に至らないと良いですが。
2点のビハインドで前半は終了します。このままでは大敗しそうな状況でしたが、僕は天を仰ぎながら暖かい日差しを浴び心を落ち着かせて後半ゼルビアが反撃することを祈りました。
戸島の恩返し弾! 後半はゼルビアのゲームだったが追いつけず
相馬監督は相変わらず交代カードを切らないのでモヤモヤ感はありますが、後半はジェフの中盤の構成が変わったこともあって前半とは全く逆の展開となります。ゼルビア戦士は攻守にわたり気迫あるプレーを見せます。両SBが果敢に攻め上がり全体的なバランスが良くなりました。全員走る走る!素晴らしい運動量で流れをこちらに呼び寄せました。そして61分にゼルビアが1点返します。
ゼルビアのコンパクトサッカーが機能してジェフのサイドチェンジやポストプレーを阻止するとともに、ボールを奪った後、髙原にバックパスして戸島にロングボールを当てるやり方でジェフのプレスを避けました。ジェフがワンボランチの状態で脇が空いていてボールを前に運べます。そしてポストプレーの後も懸命に走っていた戸島の元にボールが渡り見事なゴールを決めました!
その後もゼルビアのペース。ジェフに何回かカウンターを喰らいますが髙原の神がかりなセーブもあり失点を免れます。しかしゼルビアもチャンスは作るのですが再びダブルボランチになったジェフからゴールを奪えず無情のホイッスルが鳴り試合終了です。前半30分までのプレーが悔やまれます。
どんなに辛い想いをしようが僕たちはゼルビアを応援する
公式サイトより
いやゼルビア勝てません。期待すればするほど勝利が逃げて行く感じです。前向きな方もいれば怒る方、辛い方もいることでしょう。僕の場合は『万里の河』の歌詞の様な心境です。
遠く遠く 何処までも遠く 流れる河で
暮れかかる空にあなた想い今日も待っています
愛しい人よ私は歌う 千もの言葉願いをこめて
遠い昔のおとぎ話の恋のように
どれだけ待てばいいのですかああ届かぬ愛を
二人の運命知らぬ河は 淡い夢をのせて 流れて行くようで
どれだけ待てばいいのですか ああ
と言った感じで『万里の河』が頭の中でループしています。
でも色々な感情が表れて良いと思う。
そう、きっとこれは恋!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
恋の表現方法は人それぞれ。その気持ちはまっすぐなもの。そして我々が恋したゼルビアから期待する答えが帰って来なくても、どんなに辛い想いをしても、僕たちはゼルビアのために再びスタジアムへ行き応援します。恋しちゃってるから!しかしこれは叶わぬ恋ではありません。僕たちが応援し続ければ、いずれゼルビアは必ず勝ってくれるのだから!!
フクアリ遠征した皆さま、ひとまずお疲れ様でした!ホーム最終戦となるレノファ戦も応援すべく、12日もスタジアムでお会いしましょう☆
〜おまけ〜
ゼルビアが夢見る空間がそこにはあった。
素晴らしいスタジアムの向かいにクラブハウスとか最高かよ… pic.twitter.com/1CLTBmDIUv
— ドット画TのTanaLife (@TanaLife) 2017年11月5日
次は勝ちますよ!だからジェフはJ1行っちゃって!