2017 第41節 町田ゼルビア vs レノファ山口 プレビュー
両公式サイトより
J2第41節。11/12 (日) 14時に行われる町田ゼルビアの対戦相手はライバルのレノファ山口です。一昨年から切磋琢磨してJ2へ昇格し、旋風を起こし、今年は必死にJ2に喰らいつこうとしている両チーム。それもありホームでは絶対に勝ちたい相手です。前回の対戦はPKを獲得したゼルビアか辛くも勝利しました。その時のブログはこちらです。
レノファはあの時からチーム状況が変わっています。何よりも残留を賭けて必死に戦いを挑むことでしょう。対するゼルビアもホームで勝つために気持ちで負けないはずです。
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ゼルビアの今シーズンのホーム最終戦となります。勝利するためには皆さまのお力が必要です。ぜひスタジアムへ行きゼルビアの勝利を応援しましょう!!
プロ野球ファンの皆さまご招待!
今週のトピックの前に、先ほど日本×ブラジルの試合を見ました。現代サッカーのセンターハーフにまず求められている能力はボール奪取ですね。全員守備は当たり前で、サイドバックが10番の様にボールを持てないとキツイ。ブラジルもその流れに乗っている。マルセロやウィリアンが交代したらボールを運べずレベルが落ちた。日本も「自分たちのサッカー」からは脱却したと感じました。もちろん実力の差を痛感しましたが、この戦術を続ければいずれは日本にも攻守良しのセンターハーフが誕生するでしょうし悪くない流れだと思いました。
蛇足が長くなりましたが、ゼルビアのホーム最終戦、ご存じの方も多いと思いますがプロ野球のユニホームまたは法被を着て来た方は観戦無料となる企画を行います。
シーズンが終わって時間があるプロ野球ファンの方は是非お越しいただき、ゼルビアとレノファが必死に戦う姿に注目してほしいです。
そしてゼルビアをどう楽しめば良いかですが、カープファンであり熱狂的なゼルビアサポーターである俳優の谷原章介さんが熱く語る動画がちょうど公開されて、まさにこう楽しめば良いのではないかと思ったので貼り付けます。
↓続きです。
ゼルビアはプロ野球のチームに比べれば歴史も浅くお金もない。ましてや拠点となる都市は、プロ野球はもちろん多くのJリーグのクラブでさえ県を代表したチームが多い中、大都市ではないたった一つの自治体 町田市のみです。
お金は本当にありません。J2でも断トツのワーストです。2016年度の人件費は全員で1.6億位です。全員でですよ。信じられますか?
そんな中で厳しいJ2リーグに必死に喰らいつこうと、更には2020年にJ1で戦うことを目標に様々な取り組みをしている発展途上のクラブです。そのようなクラブに来てくれる選手やスタッフの必死な姿をファンは誇りにしています。こちらも最近の記事ですがゼルビアのキャプテンであるハンジェ選手のコメントが熱いのでご覧いただければと思います。
ゼルビアは上記の様な成長中の熱いチームであると認識してくれたらより楽しめるのではないかと思います。これは成熟したプロ野球では味わえないです。その他、場外のスタジアムグルメも美味しいものが沢山並んでいるので、ビールのお供に温かいものを食べながら観戦するのも最高なのでおススメです。
奥山 無念の出場停止
選手は前節のスタメンです
両チームのスタメンですが、まずレノファはヤフーでは前節の4-5-1から3-4-1-2に変更となると予想されています。つまり元ゼルビア戦士のFW岸田がスタメンに戻りそうです。そう何度もゼルビアのゴールを割らせる訳にはいきません。小塚のパスさばきにも注意したいです。
一方のゼルビアはまずCBのソンギが北朝鮮代表に招集されたため、出場停止明けの藤井が復帰濃厚。そして昨年レノファに所属していたSB奥山が警告累積のため残念ながら古巣対決ならず。代わりに土岐田が起用されると予想されています。攻撃陣はFW吉田がスタメンに戻り、前節ゴールを決めた戸島は再びSHに起用されると予想されています。
アウェイ側が勝つ?それは前回で終わりだ
※以下のデータは全てFootball LAB より引用
レノファ山口の前節までのサマリーです。監督を交代するものの、選手の大量放出が響き昨年より攻守ともに悪化しています。特にスルーパスやショートパスからの得点が減っており得意のパスサッカーが終焉したことを物語っています。
守備は昨年も良くは有りませんでしたが、セットプレーに相変わらず弱く、PKからの失点が倍となるなど不運もあるでしょうが球際の弱さ、ひいては全体的な守備の甘さが目立つ様です。続いてレノファの前節のスタメンデータです。
アウェイでヴェルディに1-2で勝利していますね。我々が何も出来なかった相手に勝つポテンシャル、油断できません。早い時間に高木のミドルシュートが跳ね返さず不運な形で失点し後がなくなり、後半2枚替えでFW岸田、大石を出してから怒涛の反撃を見せた様です。
ヴェルディの強力な攻撃陣に対してはマンマークを付けるなどしていたらしく、守備の立て直しに注力している様子が伺えます。後半ギアを変えてきた時の小塚、小野瀬の攻撃に注意が必要です。
一方ゼルビアの前節スタメンのデータは以下となります。
前半は攻守ともにジェフの圧力に屈して2失点。後半は素晴らしい運動量で巻き返すものの反撃及ばずの内容でした。全体的にギアを上げなければならないと痛感したゲームです。
ボランチ陣の攻守グラフが高いのは、前半に守備に追われ攻撃もサイドハーフあたりで摘み取られる事が多かったためタッチ数自体が増えていたからだと思われます。裕希までボールが渡っていないことがそれを証明しています。戸島などのゴール数が増えているのは良い傾向ですが、勝つにはやはり裕希へのラストパスの回数と精度を高めたいです。
レノファがどのような戦術を取るのかイマイチ掴めませんが、ゼルビアはハイプレスを仕掛け相手のサイドチェンジを封じ込め素早い攻撃に転じたいです。それしか無いのだから。
レノファとの戦いは常に激しいもので、ほぼアウェイの方が勝つイメージがあります。プロ野球ファンの方にも見応えのあるゲームをきっと見せてくれると思います。しかしアウェイチームが勝つのは前回までで終わりです。ゼルビアはホーム最終戦で9戦未勝利を払拭してくれるでしょう。さあスタジアムへ行き皆んなでゼルビアの勝利を応援しましょう!! (続く→)