接戦 町田ゼルビアの執念が上回りロアッソ熊本に勝利! vsロアッソ熊本 (2017 第11節)
公式サイトより
(←プレビューへ) 町田のツツジや藤が見頃を迎えている。実家のモッコウバラも咲き誇っている事だろう。連休にふさわしい天気であったが風がやや強く日陰で観戦した方は肌寒かったのではないか。GW2戦目、町田ゼルビアはホームにロアッソ熊本を迎えた。くまモンも来場しスタジアムがメロメロになったゼルビスタの笑顔で溢れていた。
戸高の復帰に大歓声が!
予想通りお互いの布陣は4-4-2。試合は拮抗するミラーゲームとなりそうだ。ゼルビアは先発メンバーを水戸戦から変えてきた。右SBに怪我から復帰の大谷。右MFに好調な吉濱を先発で起用。左MFに戸島。ツートップは前節同様に裕希と吉田眞紀人だ。嬉しかったのはサブに戸高が入っていた事だ。テクニシャン戸高が遂に大怪我から復帰した。試合前から戸高のチャントでゴール裏は沸いていた。
戸島のゴールで先制!
相馬監督はGWを乗り切るため総力戦でロアッソに挑み、出場選手はチャンスを活かそうと必死に戦い2-1で勝利した。ミラーゲームにふさわしいスリリングな展開だったが、セカンドボールを割と拾えたのが勝敗のカギだった。前半にゼルビアが先制する。
吉濱が右サイドで2人相手にしても負けずにキープしてヒールパスを出し大谷にフリーで渡りクロス。ペナルティ内では裕希と戸島が巧みにポジションを入れ替えていて42分戸島がマークをはずし難しいヘディングのゴールを決める。久しぶりの前半の得点だ。僕はゼルビアのゴールしか見たくないので、前半はよく反対側のゼルビアゴール裏で観戦するのだが、今シーズンこちら側のゴールを見るのは初めてでないか。ロアッソの弱点を突くような狙い通りの素晴らしいゴールだった。
後半 追いつかれるも勝利!
後半も得点が期待できる内容だったがオフサイドトラップ崩しをやられる。
相手が自陣でボールを保持しているのでゼルビアはロアッソFWの前にラインを敷くものの、齋藤恵太が自陣から絶妙な飛び出しでラインを破り速攻を決められる。福島にいた頃から齋藤にはやられている気がする。スピードのある良い選手だ。この失点は必ず今後の対戦相手が参考にするだろう。相馬監督に対応を期待する。
良くない流れになりそうだったがハンジェと交代した井上裕大が追加点を奪う。
左CKのこぼれ球が流れ、右ペナ手前でダイレクトボレー。深津が合わせようとしたためGKは飛び出せずそのままゴールに吸い込まれる。ロアッソは必死にオフサイドを抗議したがゴールの判定。ハイライトを見直すとDFが残っており正当な得点だった。勝利への執念がゼルビアの方が上回っていた。裕大がダイレクトで折り返した判断がロアッソの虚をついたのだ。ゴールの後、裕大がベンチのハンジェの元に飛び付いていったのは何か魂を感じるシーンであった。
その後ロアッソの必死の反撃を受けるもののはね返し、ヤザーの変態キープなどで巧みに試合を終わらせる。心臓に良くない展開だがホームの勝利は格別だ。ロアッソの魂を感じるプレー、そしてクリーンな戦いに敬意を表したい。球際の強さがあったらおそらくやられていただろう。ゼルビアはホーム2勝目。次の相手は中3日でベルマーレをホームに迎える。厳しい戦いになるだろうが僕のタオルマフラーは連勝を望んでいる。疲労はピークだろうが是非とも勝利してゼルビスタに最高のGW気分を味あわせて欲しい!